水中ウオーキング、中高年の健康を後押し

市原市南部保健福祉センター

 平成27年4月1日に市原市南部保健福祉センター(愛称・なのはな館)がオープンしてから1年が経とうとしている。市原市役所南総支所の南西側に位置し、東部ゾーンの菊間保健福祉センター、西部ゾーンの姉崎保健福祉センター(アネッサ)、中部ゾーンの三和保健福祉センター(サンハート)に続き、南部ゾーンの保健福祉活動の拠点として多くの人に利用されている。同センター嘱託職員の征矢操さんに話を聞いた。
 2階建、延べ床面積3200㎡の館内は大別すると「地域福祉センター」、「中高年健康増進室」、「児童館」、「老人福祉センター」の4つの区域から成る。同センターの目玉は、中高年の健康増進を目的とした、多種の健康器具が配置された「ジムスペース」と「歩行用プール」。プールは大きく1周すると28m歩くことができる。プールサイドのタイルには床暖房が施されており、冬期は室温31度、水温30度に設定されているので暖かい環境で運動することができる。糖尿病を患っているという女性利用者は「週に5日、半年通ったところ体重を維持できている」と話した。脳梗塞で右半身が麻痺していたが、リハビリでプール歩行を続けているとベッドへの上り下りができるようになったとの声もある。「毎日ここで歩いてます。よく寝られるわよ」生き生きと話す人たちも。そして「ジムスペース」には6段階の重さ調節ができる油圧式マシーンがあり、低体力の人から本格的に筋力を鍛えたい人まで、利用者のニーズに合わせたトレーニングを行うことができる。インストラクターが常駐しているので気軽に質問できるのも安心だ。「皆さん、とても意欲的に取り組んでいらっしゃいます。主治医からのアドバイスを忠実に聞いてトレーニングに励み、痛みがとれたという人も多いです」とインストラクターの女性。
 利用は「ジムスペース」、「歩行用プール」共に60歳以上限定。ただし40歳以上でメタボリックシンドロームなど医師から診断されている場合は利用可。初めての人は1時間の講習を受け、血圧測定、ストレッチなどを行ったあと健康器具や歩行用プールを利用することができる。両施設の利用者はオープン以来、延べ約57000人。五井、姉崎など市原市南部以外の地域から訪れている人もいる。
 そのほか「多目的室」では『健康体操』、『おなか凹ませ体操』などのイベントが行われている。運動だけではなく、碁やカラオケを楽しむことができる「大広間」もある。膝や足の痛みが気にならないようテーブルと椅子が用意されている。
 児童館にある「遊戯室」は、日差しがたっぷりと入る気持ちのいい空間。保育士などの資格を持つ児童厚生員が未就学園児向けに読み聞かせや手遊びを行ったり、イベントのない時間帯には滑り台、キッチンセットなどの遊具で自由に遊ぶ親子の姿が見られる。幼稚園帰りに立ち寄る人も多いとのこと。3歳児の母親は「週3くらいでここに来ています。雨などで外に出られないときは本当に助かる。広いので走り回って遊べますからね」と嬉しそうに話した。「先生が優しいから、ここが好き」と話す幼児も。授乳室があるのも便利だ。隣には絵本中心の図書室が併設されている。「多目的室」、「遊戯室」、「大広間」、「障がい者交流室」の床は柔らかい素材でできており、体操する際には足への衝撃が少なく、幼児が転んでもケガをしにくいつくりとなっている。
 また、手芸やポーセラーツなど、ものづくりができる「創作活動室」や「調理室」、「会議室」も充実しているのでサークル活動などに利用できる。どの部屋、施設も広くてきれいなので気持ち良く使うことができる。
 イベントなどに参加したあと、利用者がふらっと立ち寄るのが「脳トレマシーン」。ゲーム感覚でパソコンの画面をタッチすれば脳年齢チェックができるというもの。密かに人気を集めている。
 来館者の多くが笑顔でフロアを行き交っていた。同センターの施設を隅々まで活用し、健康で楽しい生活を手に入れよう。利用できるのは市内在住者のみ。登録すれば、どの施設も無料で使用できる。

問合せ 南部保健福祉センター
TEL 0436・92・1481
FAX 0436・92・1482

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