飲食店組合の有志 お年寄りにショーと郷土料理

 フラダンスにムード歌謡、趣向を凝らしたバルンアート。市内万田野の老人福祉施設『昭和村』で、洒落たショーと手作りの郷土料理によるランチタイムが開催された。市原市料理飲食店組合有志らの呼び掛けで行われた地域起こしイベントで、中心となった中村雅人さん(八幡屋社長)は「地域の人たちを主役にした催しを通し『住みたいまち、住んでよかったまちいちはら』を実現しようというのがテーマです。昭和村の創始者でもあった故杉田守康会長が40年以上、地域の子どもたちの学校送迎を続けていたことを知り、今回はこの老人ホームで開催したい、とお願いしました」と話す。
 11時過ぎから入所者や地域のお年寄り約150名が集合。テーブルには、早朝から仕込んだイノシシ肉を柔らかく煮込んだぼたん鍋や、つみれ団子にしたラーメン、さらにウナギの蒲焼などの豪華料理が並んだ。飲食店組合ではジビエ料理として、市内20店以上がイノシシ肉を使った各種料理に取り組んでいる。配膳などは、ホームを定期的に訪問するボランティアサークル「加茂わかば会」(矢代光江代表)が手伝った。
 ショーの始まりは、風船を使って動物などを作り出すバルンアート。市津地区で中華料理店を経営している相原尚登さんが披露し、席を回ってリクエストに答え、ホールに下りられない特養入所者には、各部屋を訪問して風船アートを提供した。舞台では市原フラダンス協会(佐藤和子代表)があでやかな衣装で踊り、『花は咲く』などなじみの曲に参加者も手拍子。市津地区出身の歌手、杉田淳さんは、軽妙なトークを挟みながら『房総ブルース』などで楽しませた。
 組合の有志メンバーは、市内各所に出張し、地域活性化につなげたいという。次は3月18日から3日間、養老渓谷周辺で小湊鉄道の里山トロッコ列車と合同のイベントを企画。地域の人たちを主役にしたイノシシ料理の直売を開催する。

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