インドネシアのドラゴンにびっくり

 市原市立海上小学校は外国語と図工、体験学習に力を入れる小規模学級特認校。市内全域から通学する子どもたちは入学当初から英語を習い、外国文化に接する機会も多い。2月17日、インドネシア出身のアニサ・ザキアさん(22)の国際理解の授業を受けたのは3、4年生23名。授業はザキアさんが1月末から2カ月間研修生として在籍している市原中央高校の協力で実現した。
 地図や写真を使って、母国を紹介するザキアさん。「赤は勇気、白は清い心」とインドネシア国旗を見せると、「レッド」、「ホワイト」と子どもたちは聞き取れた英語を自然に口に出す。インドネシア語で「ありがとう」は「テリマ・カシ」、「どういたしまして」は「サマ・サマ」と習うと、耳に入った言葉をそのまま発音していた。貝殻や輪ゴムを使った現地の遊びにも子どもたちは興味津々。炒飯のようなナシゴレンを「梨入りなの」、ヒジャブ(スカーフ)について「家の中でも着けるの」と質問も次から次に出た。
 お礼の挨拶をした4年生の和田貫市君は世界最大のトカゲ、コモドドラゴンについて「ドラゴンしかいない島に驚いた」と目を輝かせていた。生クリーム入りアンパンが好きなザキアさんは「日本人は積極的で表現力が豊か」と笑顔で授業を終えた。

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