30年の思いを観客とともに

 リコーダー、鍵盤ハーモニカにアコーディオンといったリード楽器、これらにフルートとパーカッション、鉄琴と木琴、ピアノが加わった『フラワー合奏団』の『30周年ありがとうコンサート』が5月15日、市原市市民会館小ホールで開かれた。身近な楽器に馴染みのある曲、ユーモラスな司会に笑顔の素敵な指揮者、そして何よりも心のこもった演奏。ステージと客席の距離を感じさせない親しみやすいコンサートで、ほぼ満員の客席からは多くの温かい拍手が寄せられた。
 オープニングは、同合奏団より20年長く続いているテレビ番組『笑点』のテーマ曲でコミカルに始まった。「さらに20年続くようにとの思いを込めて」と司会を務めた、ピアニストの川手義啓(よしひろ)さん。そのほか有名な日本の民謡やクラシック、昔懐かしいアニメの主題歌『ヤッターマンの歌』、ディズニー音楽など様々な曲を披露。軽快なアレンジの楽曲が多く、動物が登場する童謡のメドレーでは心が弾んだ。『少年時代』ほか観客が一緒に歌う曲も用意されており、演奏者と聴き手が一体となってコンサートを楽しんだ。
 合奏団創始者で指揮者の大星ちどりさんによるソプラノ独唱、川手さんによるピアノ演奏もまた観客を魅了した。
 演奏会終了後、「感無量です」と話したのは初代リーダーの女性。五井幼稚園の元教諭だった大星さんと当時の母親たちで、手にとりやすいリード楽器を主とした合奏団を発足した。団員の減少により苦労したこともあったが、現在は40代~70代の24人で仲良く活動している。「年代の違う仲間が同じ目標に向かって気持ちを合わせていく。とても感慨深いです」と団長の斉藤浩子さん。
 一番の特徴は、曲ごとに担当楽器が替わる楽器ローテーション。「様々な楽器を体験してほしい」との大星さんの意向でスタートしたもので、このルールは団員からも大好評だ。「聴きに来てくれた人が、これなら私にもできそう!と思えるような楽団でありたい」団員の思いだ。
 老人施設などへの慰問のほか2年に1度、コンサートを開いている。今後は9月の三和コミュニティ祭、10月の五井公民館文化祭に出場予定。大星さんが「団員ひとり1人の熱意が素晴らしい」とほめたたえる『フラワー合奏団』はこれからも輝き続ける。ぜひ演奏会に足を運んでみて。
 団員募集中。練習は五井公民館で第1・3金 9~13時、第2・4金 12~16時。

問合せ 斉藤さん
TEL 0436・21・3667

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  2.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  3. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…
  4. 『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・…
  5.  多くの映画ファンを虜(とりこ)にした女優オードリー・ヘプバーンを、前半・後半と2回に分けて掲載します。ヘプバーンは今でも日本や欧米諸国で人…
  6.  昔から『言葉3割、行動7割』という言葉があります。「子どもは親の言うことの3割までしか身に付けないが、親の行うことはその7割以上を身に付け…
  7.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  8. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る