農業の専門家が教える健康講座 第1回

 6月14日、なのはな館(市原市南部保健福祉センター)主催事業の健康講座(全2回)が開かれた。45人が参加して行われた第1回のテーマは『元気で長生きするための食べ物について』。55歳以上の人が入学できる千葉県生涯大学校の元教授、鈴木孝さん(72)が講師を務めた。
 園芸関係の授業をしていた鈴木さんが健康講座を開くようになったのは「ガンで亡くなる卒業生があまりにも多いから」と親しみやすい口調で語る。若い頃、ガンを患った友人の闘病生活の壮絶さを知る経験があったこともあり、農業の専門家として人間の健康と食べ物の関係を調べると「野菜が病気を予防するとわかりました」と話す。肝臓から出る胆汁の仕組みを図に描き、「胆汁に含まれる、脂肪を分解する胆汁酸は腸に行くと発がん誘発物質に変化します。脂肪や肉類を食べ過ぎないように」など理論的に解説をする。
 一方、「ガンを抑制する物質は野菜や果物にあります」。特に、ユリ科の薬用野菜が良く、免疫機能を高める。「一番効果があるのはニンニクなので、他人の迷惑を考えず食べましょう」と話すと参加者は笑い、なかにはうなずく人も。「但し食べ過ぎはだめ」。ナス科、セリ科など科目別に野菜の効用を説明し、「バランスよく食べて」と勧めた。「キャベツを生で350g食べると青虫の気分。温野菜にして食べて」、「どんなに仲良くても死ぬときは一人。家族より自分が健康で長生きすることを考えて下さい」と最後までユーモアたっぷりに話した。

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