抹茶入りのさわやかなパン

 7月8日、ちはら台コミュニティセンターで抹茶入り生地の菓子パンづくりが行われた。講師の高田温美さんは、生地づくりからポイントを丁寧に解説、初心者を含めた60歳以上の参加者15名が美味しいパンを焼いた。
 生地の材料は、強力粉、薄力粉、砂糖、塩、スキムミルク。ゴムベラで軽く混ぜたら、粉の中心を低くし、温水でゆすって溶かしたイースト菌を入れ、周囲の粉を上からかぶせる。「水で溶いた全卵を一気に入れて、粉にベタベタ感がなくなるまでゴムベラで混ぜます。その後は指の腹で、固まりになったら手のひらでこねるとやりやすいですよ」と高田さん。生地を叩く作業はテーブルの上に出してまず10分、バターを混ぜてさらに10分。「ストレス解消にはこの作業が一番!」と言う人も。
 生地が滑らかに、薄く伸びるようになったら抹茶を2回に分けてふり入れ、マーブル状になるようこねる。発酵は35度で30分。強力粉をつけた指をふくらんだ生地に差し込み、開いた穴がそのままなら発酵は終了。スケッパーで同じ大きさに6つ分け、両手のひらで丸めて空気を抜き、生地にラップをふんわりかけて20分休ませる。さらに大きくなった生地を、かのこを折り込んだ三色豆パン、抹茶を混ぜた白あん入りの葉っぱパン、コッペパンの形にした生クリームパンと、めん棒を使いつつ成形。「なかなかキレイにできないので大変」という参加者に、高田さんは「生地はのびるので大丈夫。ただ空気を入れないよう、しっかりとじて」と手伝いながら進めた。40度で20分の仕上げ発酵のあと、葉っぱパンと三色豆パンはハサミで切り込みを入れ、キレイに焼き色がつくよう溶き卵を塗り、180度で10分、焼成する。
 最後に冷めたコッペパン形のパンにV字の切り込みを入れ、ホイップ生クリームを絞り、三色豆パンにかのこを乗せて完成。参加者は「甘過ぎない生地が和洋どちらでも合う」「抹茶のさわやかな香りが美味しい」「キレイに焼き上がってびっくり。忘れないうちに家で作ります」と嬉しそうに試食していた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  森や川に生息する動植物などを観察し、親子で自然を楽しみましょう!4月27日(土)、9月7日(土)、11月9日(土)の全3回に渡って行い、講…
  2.  いつの間にか春も盛り。寒いうちに庭木に寒肥(肥料)を与えておこうと思ったのに遅くなってしまいました。寒い時は庭仕事がどうしても億劫になって…
  3. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…
  4. 『リーダーハーフェン』は1982年結成の男声合唱団で、42年間その歌声を響かせてきた。構成は、トップテノール・セカンドテノール・バリトン・…
  5.  多くの映画ファンを虜(とりこ)にした女優オードリー・ヘプバーンを、前半・後半と2回に分けて掲載します。ヘプバーンは今でも日本や欧米諸国で人…
  6.  昔から『言葉3割、行動7割』という言葉があります。「子どもは親の言うことの3割までしか身に付けないが、親の行うことはその7割以上を身に付け…
  7.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  8. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】ケヤキ一枚板のカウンターと。左から鈴木さん、悦子さん、智明さん  大谷家具製作所は2011年11月に長南町長南に工…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る