着物の古布で縁起物の可愛い尾長鶏を

 着物地の古布で、干支の置物を作る人気の講座が、昨年11月・12月の全3回、八幡公民館主催で行われた。今回は酉年にちなみ、尾長鶏。講師の川井滿智子さんの師によるオリジナルデザインで、講座開催の前に公民館ロビーに飾ったところ、「可愛い」「着物の柄がステキ」と、来館者にも好評だった。
 取材した初日は、参加者20名が細かなパーツ作りを中心に作業。「使う古布は100年以上経つ着物地。薄いので優しく扱ってください」と川井さん。まずはトサカ。赤のしぼり柄の布2枚に裏打ちし、下部の直線の印に白糸を縫い付けて、表から分かるようにしておく。中表に縫い合わせたら、上の波状部分のところに切り込みを入れる。表を出して厚みが出るくらいに綿を詰め、白糸の印に沿って縫いとじて、下全体にも細か目の切り込みを。クチバシは黄色の四角い布を三角形に三度折り、開かないように仮止めする。次に胴体。頭の丸みにトサカの縫い線を合わせ、待ち針を細かく打って仮止めし、クチバシも仮縫いしたら、胴体を中表で縫い合わせる。尾をつける部分と綿を入れる底部分は開けておき、お尻の布も胴体に中表で縫い付ける。
 2日目は、胴体に綿を詰め、底をつけ、ほっぺ部分を塗って乾かし、尾羽の黒布に針金を入れて縫い、ステッチを入れる。3日目に肉ダレを作り、尾羽、羽とともに縫いつけて完成。「切り込みやマチ針を細かく入れるのがキレイにできるコツ。お尻の布があると形もふっくら可愛くなります。尾長鶏は縁起物なので、酉年だけでなく、ずっと飾っておけますよ」と川井さん。参加者は「クチバシとトサカが細かい作業で大変でしたけど、やはり着物地は色味に風合いがあっていいですね」。昨年も参加し、申を作った人は、「どちらも縁起の良いもの。一緒に飾って楽しみます」とのこと。

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