ゾウ教頭 熱く語る

 アートミックス会期中、IAAES(旧里見小)にて現代美術家の開発好明さんによる『里見100人教頭学校キョンキョン』全84講座の一つが4月22日に開かれた。「言葉の通じない動物より人間を使いこなす方が大変」と、生徒として参加した約20名を笑わせたのは『ぞうさん教頭』こと、市原ぞうの国園長の坂本小百合さん。『私に触れたゾウたち』の演題で授業を行った。
 飼育場を持つ動物プロダクションとしてスタートした同園。1989年、「出番を待って一日中檻にいる動物たちをハッピーにしたかった」と市原市で動物園事業をはじめた。育児放棄された子ゾウの結希に乳を与えた母ゾウのプーリ。誕生時に立てず一度は死を覚悟したラージャ元気。坂本さんは、動物たちが園に来た経緯やTVやイベント出演時の出来事、ゾウ使いとの度胸のあるやり取りなどを語った。
 「過酷な環境のサーカス団や動物公園にいた子もいる」そうで、2005年には「老ゾウを自然の中で過ごさせたてあげたい」と『勝浦ぞうの楽園』を作った。「だってかわいそうじゃない」ときっぱりという坂本さんの話に、生徒たちはしんみりしたり、笑ったり。
 4月末、ゾウ舎の火事や息子の死など多くの困難を乗り越えてきた半生を綴った『小百合物語 続・星になった少年』を光文社より出版した。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  高齢化社会やコロナ禍など、私たちの生活で薬局の果たす役割は日々増している。昨年6月、市原市辰巳台東5丁目にオープンした『みつば薬局 辰巳東…
  2.  10月16日(日)、青葉の森公園芸術文化ホールで、伝統文化への興味関心を喚起し日常の中で身近に触れることを目指し「和紙角あんどんづくり」の…
  3.  市原市平蔵にある『集い広場へいさん』は、児童数の減少で2016年に閉校になった旧平三小学校の施設を利用した交流の場。教室、体育館、グラウン…
  4.  顔から腹、足や目が鮮やかな赤色で、背が茶褐色の可愛らしい全長23㎝程の鳥。生息地は主に水田などの湿地、泥地。長い指で泥に脚をとられず自由に…
  5.  内房線の八幡宿駅西口から歩いて10分程にある飯香岡八幡宮は、白鳳3年(675)天武天皇の勅命により八幡宮として創建されたといわれています。…
  6.  長南町の野見金山に、全長1.4㎞のトレッキングロード『のみがね峻道』が完成した。地元有志が結成した『のみがね会』が、約4年の歳月をかけ整備…
  7.  秋の深まる足音が日々ゆっくりと近づいてきています。朝早くに犬と散歩するようになってからは、何か危険な物は落ちていないか、注意しながら足元に…
  8.  今年で11年目となるマザー牧場(富津市)のイルミネーション『光の花園』が11/3から始まった。標高300mの『山の上エリア』で、約60万球…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  高齢化社会やコロナ禍など、私たちの生活で薬局の果たす役割は日々増している。昨年6月、市原市辰巳台東5丁目にオープンした『みつば薬局 辰巳東…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る