夏休みは県立博物館へ行こう!

青葉の森公園内にある中央博物館(千葉市)で『きのこワンダーランド』
目の前は海 分館海の博物館(勝浦市)で『エビざんまい』

 夏休み真っ青中、各地で大人から子どもまで楽しめるイベントが目白押し。今回は身近な存在であるキノコとエビをテーマにした企画展示を開催しているインドア・アウトドア共に楽しめる千葉県立博物館2館をご紹介。
まずは、千葉市にある中央博物館。同館は「房総の自然と人間」を常設展示の全体テーマとし、千葉県の自然と歴史について、楽しみながら学ぶことができる総合博物館。また、日本で唯一、隣接する野外に生態園を併設した博物館でもある。同園では房総の代表的な自然が再現され、動植物の生態を観察できる。
 9月10日(日)まで館内で開催されている企画展示は『きのこワンダーランド 1期 子どももたのしい』。最近、健康や美容に関心の高い人たちの間で話題になっている『菌活』。キノコをはじめ発酵食品など体に良い菌を積極的に食生活に取り入れる活動のことで今や、キノコは注目の的なのだ。

 会場内の展示は『きのこって何?』から『日本のきのこ文化』まで6つの展示コーナーで構成されており、更に、キノコの仲間のカビが作りだす発酵食品、味噌・醤油・酒・チーズなど『食べ物をおいしくする発酵パワー』についてのコーナーや、キノコの絵柄の切手コレクションなど貴重な資料も充実。「どんなにおいがするのかな」のコーナーには4つの箱が置かれ、カレーや桜餅のにおいのするキノコが! 印象深かったのは、毒キノコのコーナー。「千葉県に生えているキノコ700種のうち、約1割が毒きのこ」とあり、たとえ毒があっても環境に役立つ存在だということ。何故なら、キノコは動植物の体をつくる物質を分解し、土に還す働きをするから。
 そして、毒キノコそれぞれにつけられたキャッチコピーが言い得て妙でユニーク。「日本の毒きのこ10傑」で堂々1位のドクツルダケは見た目が美しく美味であるが猛毒キノコ。名付けて「殺しの天使」。他にも、動物の糞や死体跡から生えるキノコや「世界最大の生物」巨大キノコの紹介等々、様々な角度からキノコを探究。
 期間中、ストラップ作りやクイズ大会、講演会なども開催。詳細はウェブサイトで確認を。尚、ミュージアムショップにて販売中の期間限定商品のキノコグッズや本なども要チェック!9月16日から始まる第2期では、同館所蔵の18世紀のヨーロッパや江戸時代の図譜、南方熊楠のきのこ図なども出展。乞うご期待!!

問合せ 県立中央博物館(千葉市中央区青葉町955の2)
TEL 043・265・3111
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL
開館時間9~16時30分※入館は16時まで。休館日9月4日(月)。入館料は一般500円、高校・大学生250円、中学生以下・65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方は無料。
 
 

 次にご紹介するのは勝浦市の海辺に建つ「海博」と親しまれている県立中央博物館分館海の博物館。同館は周辺の自然も博物館の一部としてとらえ、館内だけでなく野外でも様々な行事を開催。当日受付の行事もあるのでウェブで確認を。目の前に広がる磯では干潮時にたくさんの海岸動物や海藻が見られ、少し足をのばして鵜原理想郷へ行けば、海岸性の植物や昆虫も観察できる。
 館内に入るとまず目に飛び込んでくるのが正面に展示された巨大なツチクジラの骨格標本。エントランスホール右手には市内の漁港で発見されたエチゼンクラゲの標本も。その先に常設展示室。左手に今回ご紹介する『平成29年度収蔵資料展 夏休み海の学びスペシャル エビざんまい』の会場と、海の生き物を紹介した映像を上映する研修室がある。

 『エビざんまい』会場で出迎えてくれるのは、海の幸の王者、イセエビ。千葉県は全国で1、2位を争うイセエビ漁獲量を誇る。そして、『エビってどんな生きもの?』・『川のエビ・磯のエビ』・『撮られるエビ』・『大きなエビ』・『美味しいエビとその名前』・『エビを探求する』と5つのテーマからなり、生体・標本・剥製・写真等が展示されている。
 多くの生きているエビや子どもにウケる世界最大のエビ、アメリカンロブスターの展示や、大人も楽しめるようアカザエビやボタンエビなど高級食材にまつわる展示など見せ方に工夫が凝らされてある。また、同館研究員の奥野淳兒さんにより世界・日本初の新種発見・登録とされた幾つかのエビの紹介もお見逃しなく!
 愛らしい小さなエビに癒され、「珍客」エビを見物し、エビざんまいなひとときを過ごされては。

問合せ 県立中央博物館分館海の博物館
TEL 0470・76・1133
www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU
開館時間9~16時30分※入館は16時まで。休館日は毎週月曜だが8月は無休。入館料は一般200円、高校・大学生100円、中学生以下・65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  山武郡横芝光町で戦前から自家製のぶどうでワインを作り続けてきた『齊藤ぶどう園』では、新たな後継者である齊藤雅子さんが日々奮闘しながら、…
  2.  先日から、各ニュースで報道されていた『5段階の警戒レベルを用いた避難情報』。国が平成30年7月の西日本豪雨の被害を踏まえ改訂したもので…
  3.  5月2日(木)、市原湖畔美術館で開催されたのは『房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020 キックオフイベント』。総合ディレクタ…
  4.  5月12日(日)、ゼットエー武道場相撲場にて市原市民体育大会相撲競技が、市原市相撲協会(藤田明男会長)主管で開催された。当日は小中学校…
  5.  4月27日(土)、有秋公民館主催で行われた『フラワーアレンジ』には7名の男女が集まった。5月12日(日)の母の日を控えていたこともあり…
  6.  市原市在住の大水優香(おおみずゆか)さんは昨年5月から今年3月にかけて、国家プログラムの1つ『日本語パートナーズ派遣事業』によりタイの…
  7.  朝起きてから夜寝るまで、私たちの暮らしは守られています。世界各地からニュースとして入ってくる戦争や内乱、飢餓など、国全体を巻き込むよう…
  8.  現在、茂原市立美術館・郷土資料館では新たな『茂原市史』を編纂しており、歴史に関わる様々な情報を募集している。「茂原市は、茂原町、鶴枝村…
  9.  平成29年に県指定文化財として登録された椎津城跡は、足利氏・武田氏・里見氏・北条氏らが争奪をくり返した中世の城郭で、房総の戦国史におい…
  10.  アジアを代表する美の祭典『ミセスアジア』への第一歩となる『ミセスジャパン』の地区予選大会が、5月19日、東金市の最福寺において開催され…

ピックアップ記事

  1.  山武郡横芝光町で戦前から自家製のぶどうでワインを作り続けてきた『齊藤ぶどう園』では、新たな後継者である齊藤雅子さんが日々奮闘しながら、…

イベント情報まとめ

  1. ◆サークル ショートテニス三和 (月)13~16時 三和コミュニティ 会費:半年5,000円 見学、体験大歓迎 貸しラケットあり 菊池 …

スタッフブログ

ページ上部へ戻る