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シェイクアウト訓練って、何?【市原市】
- 2019/9/5
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9月1日(日)に開催された市原市総合防災訓練。中央会場である養老小学校など、市内10地区で実施され、近年の防災意識の高まりもあり、多くの市民が参加した。中央会場では、避難訓練のほか、地震発生時の緊急地震速報(防災行政無線・情報配信メール等)による訓練や、人命救助、災害医療活動、ライフライン復旧など、災害が起きた場合を想定し、実践的な訓練が終始行われた。
なかでも昨年初めて行われた「シェイクアウト訓練」は、耳慣れない言葉で知らない方も多いかもしれない。地震が発生したら、その場で「まず低く、頭を守り、動かない」という、安全確保行動を身につける訓練のことだ。大きな揺れが起きると慌ててしまい、思わずそばにある家具につかまったり、危険な場所に気づかず近寄ってしまったり、的確な行動がとれない場合がある。これを防ぐため、とっさに対応できるようにするのが目的の訓練だ。
・室内にいる場合
まず体勢を低くし、机やテーブルの下に入って頭を守る。頭を守るものがない場合は、腕や荷物を使って頭を守る。揺れが止まるまで、動かずじっとしていること。
・屋外にいる場合
ビル、木、電柱や電線から離れた場所を探し、そこで体勢を低くし、頭を守るなどの安全を確保する。揺れが止まるまでそこに留まる。
地震が起きたら、どちらにも共通する「1まず低く、2頭を守り、3動かない」の3ステップを忘れないで欲しい。ビルと街路樹のある歩道にいたら、できるだけ歩道の真ん中に寄って3ステップ。家の中にいたら落下物を避けられるところで3ステップ。さらに、家庭内の地震対策も点検して、安全確保をしやすくするのも重要。ぜひ「チェックリスト・備え10項目」を参考にしたい。
◆チェックリスト:備え10項目
□ 家の耐震とタンス、テレビ、食器棚等は、しっかり固定されて いますか。
□ ガラス飛散防止フィルムを貼付されていますか。
□ 懐中電灯・警笛・スリッパ(靴)を寝室に常備されていますか。
□ 非常持ち出し袋(防災リュック)は各自で準備されていますか。
□ ラジオと携帯電話は予備電池も準備されていますか。
□ 最低3日分の非常食・保存水は自宅に備蓄されていますか。
□ 常備薬は最低1週間分準備されていますか。
□ 避難場所と避難所への避難経路(昼・夜)は事前に自分で歩いて確認されていますか。
□ 家族の連絡方法と合流場所は決めていますか。
□ 「情報配信メール」に登録されていますか。「防災ラジオ」は持っていますか。
(資料提供:市原市総務部 危機管理課)