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ふるさと点描 ~五井大宮神社~
- 2020/2/27
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- いちはらふるさと点描
五井駅西口から歩いて十分ほどの所にこの神社はある。社伝によると、大宮神社の社名は広大な境内に由来し、鎮座は景行天皇の御代、日本武尊が御東征された折の御創建と伝えられる。その後、治承四年(一一八〇)に源頼朝が当社に参詣し、奉幣祈願をしたという記録がある。また、小田原の北条氏が戦勝祈願のため太刀一振を奉納している。江戸時代には開運・殖産・漁業の守護の御神徳により、近隣二十八村の総鎮守として庶民の信仰を集めた。現在では地域の鎮守とともに、京葉臨海工業地帯の各会社の守護神として広く崇敬を集めている。
平成二十五年に二二〇年ぶり(寛政五年以来)の本殿改修を行い御神威もいよいよあらたかとなった。五井中央通りに面した一之鳥居をくぐり二之鳥居をくぐって拝殿までの間、両サイドに境内社が並ぶ。手水舎は拝殿の目前。裏の参道に大鳥居があり今はこちら側が表参道かもしれない。大宮神社では、藤をはじめ、季節ごとに様々な花に彩られていますので是非訪れてみてください。
(ちはら台フォトクラブ 藤川欣三)