ふるさとの魅力を伝える広告塔  市原ナンバーが走り出す!【市原市】

 一面の菜の花畑の中を里山トロッコ列車が走る。よく見ると、市のシンボルの鳥、ウグイスが駅舎の屋根にとまっている。可愛らしいさえずりや、汽笛の音が聞こえてきそうな美しい市原の春の風景が描かれ、誕生した『市原ナンバー』。一般公募の応募作品の中から市民投票によって最優秀賞となった、香川県在住のグラフィックデザイナーによる『菜の花と桜と里山トロッコ』だ。
 現在、市原市を使用の本拠とする自動車には「袖ヶ浦」ナンバーが使われている。この袖ヶ浦という地域名が市原に変わる。交付開始日以降、車の購入時や現在乗っている車の車検時など、いつでも変更が可能だ。背景に図柄が入っている物か、図柄無しで数字と文字のみの物にするかは自由に決められる。図柄入りを選んだ場合、1000円以上の寄付でカラーを選べる。寄付金無しの場合はモノトーンになる。寄付金は地域振興や交通サービスの改善などに使われるそうだ。
 申込みに関しては、自分で手続きを行うか、手数料がかかる場合もあるが近くの自動車販売店(ディーラー)、整備工場などに相談する。市では原付・小型特殊車を除き、ナンバープレートの申請手続きや発行は行っていない。自分で手続きを行う場合は、希望内容により申込み先が異なる。図柄入りを希望する場合は、インターネット『図柄ナンバー申込サービス』で申込む。図柄無しで、たとえば777、2020など希望番号がある場合は、インターネット『希望番号申込サービス』で申込む。図柄も番号も希望しない場合は、袖ヶ浦自動車検査登録事務所(登録自動車)もしくは軽自動車検査協会千葉事務所袖ヶ浦支所(軽自動車)で手続きを行う。各申込サービスのリンクなど、詳細は市原市ホームページで案内されている。
 2017年5月、ナンバープレートに地域独自の図柄をデザインする地方版図柄入りナンバープレート、いわゆるご当地ナンバーの募集を国が発表して以来、市原市はアンケートを取るなど市民の意向を調査しながら、導入を前向きに検討してきた。検討委員会も設立した。小出譲治市長は「『市原』ナンバーがいよいよ令和2年5月11日から交付され、大変喜ばしく思います。『市原』ナンバーの導入により、市民の皆様に市原への愛着と誇りをさらに深めていただくとともに、全国の皆様に本市の魅力を知っていただくことにつながるものと期待しております」とのこと。当初に設立した検討委員会で、会長を務めた東海大学教養学部芸術学科の渡辺哲生教授は、「コンピュータソフトを介した作品の応募に、難しいという印象を持たれた方が多かったかもしれませんが、自由な発想の作品が数多く寄せられました」とコメント。また、委員の一人は、「市長さんは『自分は運送業に関わってきたので以前から市原ナンバーに深い関心がありました。自分の市長在職中に市原ナンバーの導入が実現したことは、大変感慨深いです』と仰っていました」と話す。

「可愛いから今度車を買ったらナンバープレートを図柄入りにしようと思ってる」「華やかで市原のイメージにピッタリだから付けるのが楽しみ」など、交付を待ち望んでいた声も多く聞かれる。コロナ終息後は市原ナンバーが全国を走って市の魅力を伝えてくれることだろう。市原ナンバーを見たドライバーの心も穏やかになりそうな気がする。


問合せ:市原市総合計画推進課
TEL.0436・23・9820

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