アッと驚くマジック、ご覧にいれましょう マジシャンPiace 内藤淳也さん【市原市】

 市原市出身のマジシャンPiace(ピース)として活躍する内藤淳也さん(26)。マジック界最大のジャパンカップにて、国内で最も活躍した若手マジシャンに贈られる日本一の賞、ルーキーオブザイヤーを受賞した。Piaceの由来は、平和を意味するPeaceと一部という意味のPieceを掛け合わせた造語。手品で人々の笑顔を作る一部になりたいと願って付けたもの。最近では『水曜日のダウンタウン』や『全力!脱力タイムズ』など有名テレビ番組にも出演。コロナ禍の影響を受けてステージショーは激減しているが、現在は新たなマジックの考案に勤しんでいる。「今でこそテレビ出演が叶っていますが、それは千種小・中、そして県立京葉高校の友人たちがいてくれたからこそ。マジシャンを始めた頃から、千種コミュニティセンターの方はイベントになると呼んでくれた。地元の方に支えられていることに、とても感謝しています」と、内藤さんは話す。

マジシャンを目指して

「マジックに最初に興味をもったきっかけは、小さい頃に祖母が買ってくれた玩具のマジックグッズ。一旦、熱は冷めていたんですが、再燃したのは高校生の時。テレビの特番で見て面白いなと思って」というが、少しいたずらっ子のように笑いながら、「実際はマジックでモテたかったから」と続けた。だが、マジックに抱いた興味は本物。「マジックを知っていくほど、その奥深さに引き込まれました。とてつもない深層心理が何気ない動作に自然と込められていることに驚いた」と話す、内藤さん。加えて、「高校のクラスで友人に披露して、すごい!と喜んでもらえたことも自信につながった」とか。

トロフィーを手に

 高校卒業後は、大学へ進学。マジックはあくまで趣味の一環で、将来は普通のサラリーマンとして生きていくのだろうと疑いもしなかった。しかし、「マジック練習やアルバイト、大学の授業に友人との遊び。すべてを完全にやりすぎようとして、体が限界に達してしまった」と、振り返る。パニック障害を発症した内藤さんは、人の顔を見て話すことに恐怖を覚え一年以上の間自宅に引きこもり、社会から閉ざされた環境に身を置いた。当時を振り返り、「社会に引き戻してくれた多くの友人たちには感謝してもしきれない」と話す。悩んだ結果、大学を中退。自分は何をしたいのだろうと考え、最終的に「プロのマジシャンとして生きていこう」と決意した。
 小さい頃から、パズルやレゴブロックなど好きになるとのめり込むタイプだった。「両親は心配しながらも、好きなことをしなさいと背中を押してくれた」とか。それからは、努力の連続だ。先輩の話を聞き歩いたり、ひたすらマジックの研究をしたり、飲食店でテーブルを回ってマジックを披露したり。「からかい、無茶難題を言われることは珍しくなかった。悔しい思いをしたこともあるけど、その経験があるから、今はメンタルの強さと場の空気を読む力は鍛えられたかな」と、笑う。呼ばれる場によって、言葉遣いや自らの雰囲気も合わせるのだ。そして、「マジックは見せ方によって個性が出る。どうして自分を呼んでくれるのか、常に礼儀を意識して感謝するように心がけています」と、背筋を伸ばした。

成長するためには

受賞式でもマジックを披露

 現在、内藤さんは鎌ケ谷市在住。アパートの一室はマジック専用の部屋で、大きな鏡を設置。マジックによって練習時間は異なるが、難易度が高いものは一日中向き合うことも。鏡の前で確認し、ビデオに録る。ひたすら繰り返し、習得する。それは既存のマジックを得るだけでなく、自作のものも多い。「3分ほどのマジックの練習に2年間費やしたこともある」というから驚きだ。「完成したマジックを初めて披露するときは、とても緊張する。ただ、驚いてもらえた時は、認められたような達成感を得られる」と、満足そうだ。しかし、こう続ける。「昔は、それだけで天狗になっていました。でも、今は違う。僕は大きな扇子を出すマジックを得意としていて、日本で一番の自信がある。とはいえ、元々そのマジックは台湾由来。コロナ禍で時間もできたので、最高のマジックを一から生み出してみたい」。
 そんな彼は、どんな将来を目指すのか。「マジックに限らず、幅広く吸収したいと思っていて、演劇の舞台を見に行くこともある。演技や所作が勉強になる。Tiktokやテレビ出演など含め、マルチに活動していけたら」と、意気込みを語る。そしてなにより、「もっと千葉県、特に地元の市原市で活動の幅を広げていきたい」と願った。小さなお祝い事やサプライズにもマジックはオススメ。出張や出演依頼は随時受付中。詳細は問い合わせを。

問合せ:内藤さん
mail:magic68piace@gmail.com

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