ふるさとビジター館 いちはら自然探訪 ~アカマツ(赤松)~

 いつも通る雑木林の奥に、輝いているかのように際立つ赤褐色の木を見つけた。マツ科マツ属の常緑高木、アカマツ(赤松)であった。
 大きなものは高さ25m、太さ1.2m。樹皮が赤いことからアカマツと名付けられた。別名のメマツ(雌松)は、樹皮が黒いクロマツ(黒松)の別名オマツ(雄松)に比べて、葉がやわらかいから。枝先の葉は2葉性の針状、基部には鱗片葉がつく。花は雄雌同株で新枝の基部に淡黄色の雄花が多数つき、先端に雌花がつく。球果の松ぼっくりは翌年秋に熟すと種鱗が開いて種子を散らす。北海道から九州まで分布するも沖縄には見られない。
 針状の松葉が2個ずつ付くのは二葉松、3個ずつは三葉松、5個は五葉松とも分けられる。なのでアカマツは二葉松。クロマツは海岸近くに多く、アカマツは山間部にみられるという。
 冬になると里山でいろいろな木の実を拾い集め、リース作りを楽しむ方がいる。下の方を見るばかりではなく、たまには樹皮の色つやも眺めてみるのもいい。葉が落ちた雑木林は思わぬ光景に出会うチャンスでもある。里山散策が楽しめるのも自然が豊かな証。いつまでも大切に残していきたい。
(ナチュラリストネット/野坂伸一郎)

ナチュラリストネット/自然を愛する仲間の集まりです。豊かな自然環境をいつまでも永く残したいと活動しています。 Tel.080・5183・9684(野坂)

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