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ハーブ王子の森の生活
- 2022/10/6
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親馬鹿のようですが、我が家のボーダーコリー・Emmaはとても美しく自慢の娘です。スコットランドとイングランドの境界辺りが原産の牧羊犬。この犬種にしたのは、家の庭がイングリッシュガーデンなので、それに合わせたかったから。生後2カ月から飼い始め、既に10カ月。歯も毛並みもすっかり大人のものに入れ替わりました。
彼女が家に来てから毎日の生活習慣も変わりました。朝5時半に家の周りを散歩し、戻ると手作りの餌を作ります。夜も仕事が終わってからまた散歩し、彼女の為の食事作り。材料は肉を基本にして「マゴワヤサシイ」の豆(主に納豆の豆)、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、椎茸、芋、それに玄米、卵、オリーブオイル、酢を少々加えたもの。肉以外は毎日自分が食べる物と同じ材料を使います。最初の頃は多くの方から、バランスの良いペットフードを混ぜた方が良いとのアドバイスを頂きましたが、やはり自分で作った物の方が材料が分かるし、添加物も一切使用しないので、安心して食べさせる事ができます。
結果、彼女は想像していたよりも遥かに大きな身体に成長。仔犬時代は本当に世話が大変でしたが、お互いに信頼感が芽生え、気持ちも通じ合うようになってきました。散歩していると通りすがりの方々からも、その毛並みの良さを誉めてもらえます。これは彼女の腸内も同様に健康である事を物語っているはずです。
現在日本では毎年2万匹もの犬猫が殺処分の対象になっていると聞きます。これは毎日65匹ずつ、ガス室に送られている計算になります。欧米ではペットに関する規制が厳しく、ペットショップで仔犬や子猫がショーケースの中に入れられて販売される事はありません。蜜蜂も含め、全ての生き物は私達に大きな喜びと感動を与えてくれます。預かった命なのですから大切にしなければなりませんね。
◇長谷川良二。長柄町在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。市原を中心に公民館でのハーブの指導などをしながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。