ふるさとビジター館 自然探訪~スズメと似た小鳥・ノビタキ~

 夏鳥として日本に来るも、房総半島では繁殖しない野鳥も多い。しかしながら、北方で繁殖していた夏鳥が南下の途中に房総半島に立ち寄り、その姿を見せてくれることがある。

 小鳥の中で、高い確率で見られるのがノビタキである。夏に、北方や高原の草原、スキー場等の開けた場所で繁殖し、小群で、東南アジアへ渡る野鳥である。体長13センチ、スズメよりやや小さい。夏は頭部が黒く、胸がオレンジ色のオスも、換羽が進み房総半島を南下する際は全体が褐色に変化している。メスはもともと全体が褐色系である。スズメと似た色なので見過ごしたり見間違えたりで気づかないことが多いが、頬に黒班があることと、くちばしが小ぶりであることで見分けがつく。

 房総半島では、9月下旬から11月初旬にかけて、耕作放棄地などの野原、田んぼのあぜ道に生えた背丈の高い草、コスモス畑などで姿を見ることができる。時折、地面に降りて昆虫や種子をついばむ。それこそ「伸びた木」に止まることもあり見つけやすい。

 野原に散歩のついでに探してみてはどうですか。高原に行かずともノビタキを見つけられると、嬉しい気分になること間違いなしです。
(ナチュラリストネット/岡嘉弘)

 

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