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「ICHIHARA×ART×CONNECTIONS ―交差する世界とわたし」~ 6/23(日)まで開催中~市原湖畔美術館【市原市】
- 2024/4/26
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- 市原市
市原湖畔美術館では、百年後芸術祭|内房総アートフェス|の一環として『ICHIHARA×ART×CONNECTIONS|交差する世界とわたし』を開催している。現在市原市は50人に1人が在留外国人で、国籍別ではフィリピンが最も多く、次いで中国、韓国・朝鮮、ベトナムと続く。同展では彼らの母国フィリピン、中国、韓国、ベトナムから招いた4人のアーティストが、リサーチやインタビュー、ワークショップを通じて作品を制作。『市原に暮らす多様な民族的バックグラウンドを持つ人々が共に生きる社会を願い求めるプロジェクト』として展開する。
ベトナム人アーティストのディン・Q・レさんは市原で暮らすベトナム人にインタビューを重ねた。異国の地で家族を思い、人と人とのつながりを大切に思う気持ちの強い彼らに、この地で新たなつながりが生まれることを願った作品のタイトルは、『絆を結ぶ』。ベトナムと日本で集めた古着でベトナム人と日本人、様々なルーツを持つ外国人が協働し作ったキルトとラグを空間芸術に仕上げた。惜しくもディンさんは、4月6日にベトナムにて急逝された。
フィリピン出身のリーロイ・ニューさんの作品は『多次元港としてのバレテ』。バレテは東南アジアなどにみられる巨樹で、フィリピンの神話に幽霊の木として登場する。市原で集めた4千本ものペットボトルと美術館周辺で伐採した竹で作ったバレテでSF的な世界を出現させ、環境問題に警鐘を鳴らす。外国籍の人々が多く集まるコミュニティー2ケ所でワークショップを行い、そこで彩色されたペットボトルを花として咲かせた。同展はアートフェス終幕後も6/23(日)まで開催。詳しくは問合せを。
問合せ:市原湖畔美術館
Tel.0436・98・1525
https://lsm-ichihara.jp/
開館:平日10時~17時、土曜・祝前日9時半~19時、日曜・祝日9時半~18時(最終入館は閉館30分前)
休館日:火曜(4/30除く)
入館料:一般千円、大高生・65歳以上800円、中学生以下・障がい者手帳お持ちの方と介添者1名無料
*アートフェス期間中(~5/26)パスポート提示で入館可
5/18(土)には同美術館を会場に、開発好明『100人先生の10本ノック』を開催。13時半~『スケボー先生』(プロスケートボーダー・古賀魁気)、15時~『タイガー立石先生』(平野到・埼玉近代美術館主任学芸員)。パスポート提示で無料、パスポートがない場合は1講座500円。予約不要・先着順。
問合せ:内房総アートフェス実行委員会事務局
Tel.0438・38・6563
https://100nengo-art-fes.jp/