『フラワーソープ』作りに挑戦
- 2013/4/12
- 外房版
アロマの香り漂う『フラワーソープ』作りに挑戦
山武市では資源循環型社会の取り組みとして、バイオマス事業を推進している。市の30%が森林という山武市。かつては林業が盛んだったが、安い輸入木材や病気による木の立ち枯れなどで林業も衰退。木材の利活用としてバイオマス事業を開始した。
3月20日、さんぶの森交流センターあららぎ館では、そんな山武市の取り組みを紹介した『バイオマスミニ講座』が行われた。交流センターにはバイオマス体験棟もあり、ウッドバイオマスプラスチックや木質ペレットについて学ぶこともできる。
そしてこの日、ミニ講座に参加した方々が楽しみにしていたのが、講座後に行われた『フラワーソープづくり教室』だ。フラワーソープは、その名の通り石鹸から生まれた花。美しさを見て楽しむだけでなく、花びらが石鹸素材でできているのでアロマの香りも楽しめると、インテリアや贈り物として人気だ。講座後、さっそくウッドバイオマスプラスチックで作った鉢を使い、講師の百瀬百合さんによるフラワーソープ教室が行われた。
花びら自体は既製のものが用意されているので、花びらを開くように形成し、鉢に挿していけばよいのだが、これがなかなか難しい。石鹸素材でできているので、乾燥すると硬くなってしまう。ドライヤーの温風や手の熱で温めてやわらかくしながら花びらを1枚1枚開いていく作業がけっこう大変。「折れちゃいそうで怖い」とみな慎重。最後に造花の葉っぱやリボンなどで飾っていけば出来上がりだ。
広報を見て参加したという女性は、「石鹸のニオイがするお花ってどんなものだろうって好奇心できました。花びらを開くときに切れそうで難しかったですけれど、短時間でこんな豪華なものができてすごく楽しかったです」と、ほのかに香り漂うフラワーソープを完成させた。