音楽で町を盛り上げよう『もばら音楽祭』開催

音楽で町を盛り上げよう『もばら音楽祭』開催

 今年2月、茂原市制60周年を記念した『もばら音楽祭』が茂原市民会館で開催された。茂原市音楽協会が設立された翌年から実施してきたこの音楽祭も今回で27回目を数える。これまでも、市制40周年や50周年には特別企画として、外房地域では初となった茂原交響楽団による『第9』の演奏や、ミュージカルの上演などに挑戦してきた。
 今回は、第1部では茂原市立東中学校吹奏楽部の卒業生を中心に発足した市民吹奏楽団、長生ウインドアンサンブルが重厚でいて華麗な演奏を披露。第2部では茂原市在住の若手女性音楽家、フルート奏者の山野雅美さん、ヴァイオリニストの関ゆりあさん、ピアニストの柳原美奈さんの3人が、初顔合わせにもかかわらず『トリオ・ラナンキュラス』を結成し息の合った魅惑の演奏を聴かせてくれた。また茂原市を代表する声楽家で合唱指導者でもある新村道子さん(ソプラノ)と中川知夫さん(テノール)は震災復興支援ソング『花は咲く』と森山直太朗さんのヒット曲『さくら』を熱唱。会場はふたりの圧巻のステージに釘づけに。
 第3部には、茂原在住のプロとして活躍する音楽プロデューサーで作曲家、ピアニスト、ドラマーの藤田浩司さんが登場。長生ウインドアンサンブルとのコラボレーションで藤田さん自らアレンジした『アランフェス協奏曲』やチック・コリアの『スペイン』、『さくらさくら』のほか、この音楽祭のために藤田さんが作った『炎のモントゥーノ2013~茂原市制60周年のための~』も初披露。盛大な拍手が贈られた。
 終わりに「会場のみなさんも一緒に歌いましょう」と、長生ウインドアンサンブル、トリオ・ラナンキュラスも加わり、会場のみんなと『花は咲く』を大合唱。会場が温かい空気に包まれた。音楽祭出演に際し藤田さんは自身のツイッターで、「こんな機会を作ってくれてありがとう」とツィートし出演を喜んでいた。普段は共演することのなかったトリオ・ラナンキュラスの3人も「これを機に今後も何かあれば3人で活動したい」と話しているそう。新村さんや中川さんも「出演できて本当に光栄です」「感動しました」と笑顔で話していた。そんな出演者の熱い思いは客席にも十分届いていた。
 もばら音楽祭実行委員長の大柿恵司さんは、「ナマの演奏会やナマの音楽を聴くことは本当に感動します。そういう経験は小さいころからあったほうがよい。そうすればよい思い出として残り、故郷を好きになると思うのです。これからも子どもたちのためにも音楽で町を盛り上げていきたいと思っています」と話す。

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