めだかと共存した米が誕生 その名も『めだか米』!?
- 2013/10/25
- 外房版

めだかと共存した米が誕生
その名も『めだか米』!?
今秋も、大網白里市にある池田地区では稲穂に豊かな実りができた。10月6日(日)、池田地区会館で『新米のおにぎり祭りフェア』と題して地域の交流がもたれた。「池田地区の米は南玉不動尊の滝で作られている。滝は西暦812年からあり、水が枯れたというのは一度も聞いたことがない」と話すのは、林千佳夫さん(65)。
今年、自身の田んぼにめだかを放ち『めだか栽培』を行った。「5月にめだかを放つと、条件がよかったのか産卵を終えてみれば数千匹に増えていた。田んぼがめだかで埋まってしまうほど。めだかのおかげで水も動き、雑草も害虫も食べてくれた。めだかは1年で死んでしまうけれど、川に流した水の中に今年生まれた子ども達がいるので、また来年も自然に共生することになるだろう。近年は有機栽培などより自然に近い形を求める農家が多い」と林さん。
めだかと育ったお米として、現在は『千葉県産こしひかり』という名前から『めだか米』と新たな名称へと考案中だ。めだか米栽培のきっかけを作った、大網白里市在住で歌手の聖川真央さんも「池田の自然を壊したくなかった。めだかがこんなにも生きるのは水が綺麗な証拠。お米は艶とコク、それに粘りがあってとっても美味しい。今まで食べたものと全然違う!」と満面の笑みを浮かべた。
この日、米4升が釜戸で炊かれ数十個のおにぎりとなり提供された。テーブルの上には他にも秋茄子や柿、漬け物にさつまいもなどが豊富に並び、集まった30人以上の参加者が舌鼓を打った。
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