『森のじかん』足湯でほっと一息

 山武市と市民活動団体、社会福祉協議会が連携し、東日本大震災で被災された市民及び県内に避難されている方たちの交流の場として企画された『森のじかん』も10月10日(木)で第4回をむかえた。被災者の要望を聞くため、宮城県庁、福島県庁、福島県浪江町復興支援員も来場し、会場には福島県の新聞なども用意された。今回は被災者、支援者、スタッフを合わせ30名ほどが参加した。
 ボランティアグループ『健康とふくしの会』が提供する健康スープランチ(有料)を食べながら交流会はなごやかにスタート。今回は会場であるさんぶの森交流センターあららぎ館の屋外に、山武市商工会青年部の協力でサンブスギで作った足湯セットを設置。館内ではボランティアグループによる足もみやハンドマッサージも体験でき、心と体に優しい時間が流れていた。
 福島県から避難してきた男性は、「時間だけが過ぎていく。自分から積極的に出て行かないと情報が得られない。人を集めてくれて顏が見られるだけでも落ち着きます」と、同郷の仲間と足湯を楽しみながら故郷福島を懐かしんでいた。山武市の担当は、「みなさんの交流や不安な気持ちの解消場になれば嬉しいです。今は市が主導で行っていますが、ゆくゆくはみなさんで作り上げる会になればと思っています」と話す。『森のじかん』は毎月第2木曜日に開催。 

問合せ 山武市役所秘書課渉外係
TEL 0475・80・1292

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