人と大地を笑顔でつなぐ樟陽祭

 平成18年度に茂原農業高校と茂原工業高校が統合して生まれた県立茂原樟陽高等学校。昨年11月、『樟陽の伝統をつなぎ 笑顔の輪を広げよう』と題した文化祭『樟陽祭』が開かれた。
 開門のカウントダウンとともになだれこんだのは早朝から幾重にも人垣を作った来校者。目指した先は農業系学科の生徒が丹精込めて作った農産物や加工品である。果物は5分ほどで完売、カートや一輪車を持ち込んで採れたてのハクサイやキャベツ、鉢物の花などを大量に買い込む人もいた。低糖度のジャム売り場の前にも長蛇の列。朝4時から焼いたというパンの整理券はすぐになくなった。
 かたや工業系学科では生徒が作った放射能測定機、パソコンゲームなどを展示。作業着の生徒が真剣な表情で旋盤を扱って見せる実演もあった。ロボット相撲や二足歩行ロボットが披露されると、制服姿の中学生や子どもたちが取り囲んで見学。居合わせた校長の齊藤郁夫さんは「いずれ、各学科の力を合わせ農業用ロボット開発にも挑戦したい」と期待を口にする。機械分析室では親子連れや女性グループが生徒の手を借りながら、トンボ玉作りを楽しんでいた。
 部活動は学校のシンボルツリーであるクスノキのから樟脳を取り出す実験報告、ステンドグラスショー、書道、劇や音楽の発表と多彩。生徒会会長の薦田(こもだ)凌さんにお薦めの催しを聞くと「どれも楽しい。あえて言えば県大会で4年連続優勝した射撃部の体験コーナー」とのことだった。この日来校者は4000人を超えた。

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