世代を越えて皆が「ほっこり」くつろげる場所に

 この3月、長柄町にオープンした『てらこや』。主宰は、3人の育児をしなから、地域で子育てのグループ活動をしてきた大野美紀さん(38)。もともと子どもが大好きで、大学では教員免許を取り、空手の指導員の資格も持っていた。演劇に惹かれ、大学卒業後はそちらの世界にチャレンジしたが、その合間に仕事として空手の講師をし、改めて「教える仕事が好き」と気づいたという。
「結婚後、主人の実家がある長柄町に来て、穏やかな人と自然が凄く好きになった。でも子どもたちが集まって元気に遊んでいる、私が子どもの時には普通にあった風景がなくて。これはまずいかも、と危機感を持ったのが始まり。子どもは多くの人と関わり、様々な体験を積み重ねることで、自分で生きていく力が育つはず。ママたちも孤独化する子育てでは、追い詰められてしまう」。地域のママたちに声をかけ、数人で始まった子育てグループは、年の違う子どもたちが一緒に遊び、ママたちのつながりを作る場になった。どんどんメンバーが増えていくことで「改めてこうした場が大切だと感じました」。
 新たに作った『てらこや』は、これまでの活動を広げるため、子ども教室、空手教室、高齢者教室とカフェを併設する。
「地域の人たちが心も体も元気になれる場所が理想。子どももママも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんながほっこりできる所で、地域活性化の一助になるようにしたい」。どの教室もプログラム以外はフロアを開放し、自由に活用できる。お喋りを楽しむのも、子どもたちが走り回るのもOK。「学校が終わった後の子どもたちの受入れや、食堂も考えています。手づくり感覚で、少しずつ整えていければ」。静かな田園地域に賑やかな場所ができそうだ。

TEL 070・5070・8576

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