萩の茶席で秋の訪れを感じて

 今秋、茂原市立美術館で開催された『萩の茶席』。主催の茂原市茶道協会表千家の小池喜美子さんは、「茶席は今年で6回目、毎年百名を超す方々がみえます。美術館で絵画とお茶、音楽の3つが同時に楽しめるイベントとあって、毎年とても好評です」と話す。来客者には偶然訪れた茶席の初心者も多く、作法に緊張する人の姿も。しかし、水指などの茶道具やお菓子の説明が丁寧にされると、「このお菓子の模様はもみじですね。とても綺麗です」と来客から声が上がるなど、ゆったりとした和やかな雰囲気。
 2年前に茂原市へ移住してきた夫婦は、「石川県から越してきました。茶碗で輪島塗のお話が出たので、懐かしくなりました。私は最近全く茶道に触れていないのですが、またやりたくなります」と茶碗をしきりに眺めていた。この茶会は、茶道協会の裏千家と表千家が毎年交互に担当している。「茶道のお薄は抹茶をよくたてて皆様に差し上げます。いかがでしたか」と表千家の来客と交流を図る場面も見られた。
 坂田昭代さんも、「これらの茶席を通して、地域に根差しながら人々と交流を図り、流儀を越えて大切な文化を次の世代へ受け継いでいけたらと思います」と話す。茶道では大股で歩かない、人の前は通らない、大きな音を立てないなど小さな所作を身につけることができる。近年、伝統文化子ども茶道教室も大好評なのだとか。詳細は問合せを。

問合せ 小池さん
TEL 0475・25・1527

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