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季節のスケッチ
- 2017/12/15
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俳画と文 松下佳紀
きらめく星々を仰いでいると、地球も宇宙に浮かぶ一個の星だと気付く。と共に私自身は極めてちっぽけな存在だと思い知らされる▼さて、人類の生存する唯一の天体地球は、美しく豊かで暮らしやすい星であるはずだが、今や人々の間や国々に極端な格差が生じ、由々しい問題となっている▼それは、ごく少数の富裕層が世界を支配、謳歌する一方、家もなく日々の食を求めてさ迷う難民、及びそれに準ずる貧苦にあえぐ無数の人々が存在することだ▼自然災害やテロ、戦争など、このような事態を招いた原因は様々だが、最大の原因を上げれば、富と権力の結び付きによる片寄った政治が繰り返されるからだ。これを改めない限り、あるべき平等や公平な世界は訪れない。