茂原・長生・いすみエリアの 務店主が始動

『そとぼう 家づくりプロジェクト』

 人生最大の買い物といえば家。新築だけでなく建て替えやリフォームなど、建ててからも人と共に何十年も生きる家。だからこそ後悔したくない家づくり。大手ハウスメーカーに依頼するか、地元の工務店に依頼するか。その選択は、それぞれの家族の価値観によって異なるだろう。
 昔より地縁が薄くなった現在、地域の工務店へ相談する人は減り、大手ハウスメーカーの住宅展示場へ行く人が増えた。このような現状を打破しようと、2016年6月に立ち上げられたのが『そとぼう家づくりプロジェクト』。茂原市にある株式会社小沢工務店の代表取締役・小沢恒夫さんと同じく茂原市の保川建設株式会社の代表取締役・保川謙一さんが「地元の工務店の存在をアピールしよう」と、同じ志を持つ工務店主に声をかけ、賛同した店主らと会を結成しプロジェクトをスタートさせた。
 会メンバーの顔ぶれは、長生・いすみエリアの工務店7社とメーカー4社。保川さんは「本来ならライバルである工務店やメーカー各社が継続的に集まり、合同でプロジェクトに取り組む。これは画期的なことなのでは」と話す。
 同プロジェクトを主催する会の結成後、定期的に会議を開き、昨年9月に茂原ショッピングプラザアスモで『第1回そとぼう家づくりプロジェクト★地元発★家の相談会』を、今年2月に茂原市東部台文化会館で『第2回そとぼう家づくりプロジェクト★地元発★家の相談会』を開催した。
 気軽に会場へ足を運んでもらえるよう、参加費無料の工作やモノづくり体験、収納講座やイタリアン講座の開催、ミニ縁日やバルーンアート等のキッズコーナーを設けるなどの工夫も凝らした。
 いずれも、会員の工務店7社とメーカー4社が一堂に会し、各社の個性やこだわりをアピール。来場者に地元密着の職人集団の魅力を再確認してもらう格好の場となった。
 「複数の工務店が集結したことで、その家族に合った工務店を見つける選択肢が広がる。何かあったらすぐ駆けつける。そんな地元愛いっぱいの工務店があることを知ってもらえたら」と、小沢さん。一般的に地元工務店ならではの強みとして挙げられるのが、①営業力や宣伝力で仕事を獲得するのではなく、地元での口コミや紹介がほとんど。完成したあともメンテナンスなど建築主とのつながりを大切にしている。②デザインや施工プランは建築主の希望に合わせるから、こだわりを持つ人には最適。③建築主と設計者が密接に関わり合うので、建築主の意見が伝わりやすく、的確・迅速に現場に反映される。④宣伝費や人件費が少ないから価格を抑えることができる等々。
 二度の合同相談会の開催を経て、このたび7月7日・8日に開催する、地元7社の住宅見学会『第3回そとぼう家づくりプロジェクト』は、個々の工務店の会場にて一斉に行われる。※各会場の連絡先と所在地については、『そとぼう家づくりプロジェクト』HPを参照。

つくり手の顔が見える家

 では、同プロジェクト構成メンバーである工務店7社とメーカー4社と今回の見学会の紹介を(五十音順)。当日は各社会場来場者に景品『そとぼうボトル』を進呈。数に限りあり。
◆株式会社小沢工務店(茂原市)「強みは自社大工による責任施工。不動産から住に関する全てに関わる。社内にいつも人が集う場をとレンタルスペース提供。見学会ではオリジナルブランド・貝(シェル)の家を完成前の段階を」
◆有限会社国松工務店(夷隅郡大多喜町)「エアコン1台で1棟、丸ごと快適温度。健康な暮らしを提案。地震、台風に強いSW工法。有名建築家の先生とコラボした高性能デザイナーズ住宅の見学会。予約不要」
◆株式会社グリーンワールド(茂原市)「身体に優しい天然木もみの木の家を内装材に使用した健康な住まいを。『見えない部分こそ大事である』をモットーに社員一丸となった家づくりを。見学会では、注文住宅の平屋を」
◆建築工房建匠舎(長生郡)「職人集団。理念は、若手の育成と伝統技法の継承・生涯働ける雇用の機会を創る。見学会は完全予約制。HPから予約。当日は長生村にある建築中の、寺院の伝統工法による小屋組みを見学」
◆神明建設株式会社(茂原市)「建築物全般。住宅より病院や工場、給食センター等が多い。見学会ではリタイア後の住宅としても別荘でも人気があるカナダ輸入住宅を。平屋と2階建てのモデルハウスを見られる」
◆有限会社トコロ建業(いすみ市)「木組み・人組み・こころ組みを合言葉に、お客様と通じ合い快適な家づくりを。設計・基礎から大工工事まで完全自社施工で高性能住宅をつくっている。見学会は構造見学会で完全予約制」
◆保川建設株式会社(茂原市)「暮らしをもっと面白くをモットーに家づくりを。古民家再生を得意とする。日本の伝統建築を後世に残したい。見学会では古い家の解体と曳家を見られるかも。完全予約制(当日でもOK)」
◆大多喜ガス(茂原市)「県産天然ガスをお届けし千産千消でお得がいっぱい」
◆TOTO(茂原市)「茂原産キッチン・洗面工場のショールームを開放」
◆タカラスタンダード(茂原市)「高品位ホーローにこだわり家事らくに!」
◆LIXIL(茂原市)「住宅用設備フルラインナップ暮らしランクアップ」
 家づくりに関心のある方、検討している方、家に関する困りごとなども気軽に相談してみては。個性派揃いの地域密着型の工務店の集まり 。是非、この機会をお見逃しなく!楽しんで回ってみよう。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 10月1日は市原市の『市民の日』。恵まれた自然と歴史を有する市原への愛と誇りを培い、市原市の未来を考える日として市制施行40周年を記念して、…
  2. 長生郡長柄町で『いぬねこの森』を運営している今成貞江さん。平成元年に東京から長柄町に移住し、あまりに多くの犬や猫が捨てられているのを見過ごす…
  3. カーネギーおじさんに教わる(1) こども『人を動かす』友だちの作り方  この11月に創元社より刊行された話題の新刊「カーネギーおじさんに教わ…
  4. 11月3日、主選者に千葉日報俳壇選者・千葉県現代俳句協会副幹事長の清水伶さんをお迎えし、サンプラザ市原において文化祭俳句大会が開催されました…
  5. 今年ももう残りわずか。新しい年号が5月から始まり、梅雨の長雨や今まで経験した事の無いような台風被害によって、きっと忘れられない年になるのでは…
  6. 子どもというのは、親の言う通りにはしませんが、親のする通りにするものですね。また違う言い方をすれば、『親の思い通りにはならない。親の心通りに…
  7. カゴタケ  今回は面白い形のキノコをご紹介します。英語でもバードケージ・ファンガイ(鳥かご茸)と呼ばれているスッポンタケ科のキノコです。 初…
  8.  いつもご愛読、ありがとうございます。地域情報紙『シティライフ市原版』は、おかげさまで今号で1500号の発行を迎えることができました。これ…
  9. パスカルの原理(化学の力)を利用したおもちゃを作ったり、スライムづくりに興じたり。8月17日、小学生を対象にyouホール(市原市勤労会館・…
  10.  鹿児島県出身で、市原市美術会・市原市文化団体連合会を設立し、フランスの近代美術館やイギリス王室にも作品が所蔵されている日本画家、故・古城…

ピックアップ記事

  1. 10月1日は市原市の『市民の日』。恵まれた自然と歴史を有する市原への愛と誇りを培い、市原市の未来を考える日として市制施行40周年を記念して、…

イベント情報まとめ

  1. ●乗馬クラブ クレイン千葉富津 先着2組4名様をご招待! 男女・年代問わず、体に負担なく始められる乗馬。ストレス解消に、健康のために、新鮮…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る