命につながる食の大切さを知って

 9月1日(土)、茂原ショッピングプラザ アスモで開催された『みんなの食育フェスタ』。長生保健所管内栄養士会主催で行われるイベントの今回のテーマは『乳幼児から高齢者までの食育』。会場には様々な体験コーナーや展示物が設置された。長生保健所管内栄養士会は茂原市および長生郡の保育園や学校、病院や老人ホームなどで働いている管理栄養士と栄養士の団体で、会員数は100名ほど。
 同会会長の中田とみ子さんは、「隔年で行っている食育フェスタは今年で10年目を迎えました。当初は、長生管内の栄養士同士がコミュニケーションをとるため、また栄養士という職業への理解と認知を深めるため設けたものですが、今では毎回楽しみにして下さる地元の方々も増えてきました。長生夷隅看護協会の方々や様々なメーカーの協力によりこのイベントは成長することができていると思います」と話す。
 催し物の企画はすべて会員が企画、立案した。学校の栄養士は、『給食の歴史のパネル展示』。なんと給食は明治22年に山形で始まり、大正、昭和、平成と続いてきたのだ。「初めはおにぎり2つと漬物、焼き魚だったなんて驚きました」、「こういう給食を食べていました。懐かしいですね」と来場者の声。今では当たり前に提供されている給食がいかに栄養面でサポートされているか、彩りも豊かなのかが目に見えるコーナーだった。
 そして一番人気だったのは病院の栄養士と看護協会による『栄養相談、健康コーナー』。右足を専用の機械に添えて骨密度を図れば、個別に健康面での相談、指導をしてくれる。「運動と食事に気を遣っている方は、骨密度も高めです。年齢が上がるにつれて確実に骨密度は下がりますので、80歳を超えたら転ばないようにと普段から声掛けをしています。骨粗鬆症になると最終的に薬物療法となるので、意識的にカルシウムの摂取を心がけてください」と、病院で働く栄養士ならではのアドバイス。
 ステージイベントでは、『劇 はらぺこあおむし』や『クイズ!みんなの健康』、『ブラックボックス』などで終始、老若男女が盛りあがる。「食道炎の原因になるのは?」、「肝臓に脂肪をためるのは何?」とクイズが出されると、来場者が一緒になってステージに上がり回答する。栄養士たちがカボチャや玉ねぎ、トマトなど野菜の着ぐるみを身につけ、それぞれの成分や特徴を分かりやすく説明される場面もあり子ども達も大喜び。
 『ブラックボックス』は、ステージに上がった子どもが目隠しをして箱の中に入った野菜を当てるというゲーム。ブドウやサツマイモ、長ネギなど地域の特産品が入れられ、ちょっと難しいかと思われた蓮根も女児が早々に回答して会場を沸かせていた。次回は2年後の開催を予定している。

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