【茂原市】競技の奥深さを学び、新たな世界へ羽ばたく

茂原市立豊田小学校で練習を続けていた『豊田キッドシャークススポーツ少年団卓球チーム』が昨年、男女共に全国大会に出場した。千葉県予選を勝ち抜き、第37回全日本クラブチーム卓球選手権大会で奮闘した選手たち。三上勇斗さん(15)、佐藤幸紀さん(15)、三上海斗さん(12)、滝口舞依さん(15)、鵜澤怜凪(れいな)さん(15)、荘司紗良さん(12)の6名は今春それぞれ小学校と中学校を卒業するため、3月24日(日)に豊田小で開催された卒団セレモニーに出席した。
柴田敬道さんは同団が結成された平成6年より監督を務めており、「チームの練習では球に多く触れ、楽しむことを一番大切にしてきました。子ども達にとって一つの居場所になるように心がけ、卓球以外にも夏はキャンプ、冬は餅つきをするなど交流を深めました」と語る。毎週土日各3時間ほど練習時間を確保していたが、練習の開始は鬼ごっこを行うこともあるほど。「練習は競技の入り口に過ぎず、子ども達は続けていくうちに奥深さを理解し、自分たちで球の飛び方や回転などの研究を始めます。出来なかったことが可能になった時に達成感を得てくれたら嬉しいですね」と、柴田さんは続けた。
佐藤さんは「中学の部活も卓球部に入っており、土日を含めて日々練習することで体力作りができたと思います。監督からは粘り強さを教わりました」と振り返った。滝口さんはチームでの思い出の1つに夏のキャンプをあげた。「練習とは違って、キャンプでは自分たちでご飯も作って楽しかったです。私は姉がやっていたことがきっかけで始めたのですが、試合前に緊張すると深呼吸して自分を落ち着かせています」と笑顔を見せる。
家族がきっかけで卓球を始める子は多いようで、三上勇斗さんと海斗さんは兄弟で所属、両親も卓球経験者だという。「ドライブが得意で、試合で勝てると嬉しいです。高校でも卓球を続けます」、「気がつくと小さい頃から卓球をしていました。家でも時々練習しますが、お兄ちゃんはアドバイスをしてくれます」とそれぞれ話す。2人のお母さんは、「家族で一緒の大会に参加することもあるので、同じ時間を共有できたことが嬉しかったです。我が家は一宮町在住ですが、外房に卓球チームは茂原市にしかなかったのでこちらにお世話になりました。おかげで幅広い場所に友達ができたことも彼らにとってプラスになったはず」と感慨深げに話した。
荘司さんは、「私は一人っ子で、チームに同い年がいないので思いきり甘えることができて嬉しかったです。中学校にいっても卓球部に入ります」というように、今後も卓球を継続する選手がほとんどのよう。同チームは4月より活動を縮小するが、選手たちの今後の活躍が楽しみだ。

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