チェンソーで「アマビエ様」を制作 茂原市内に手作りで設置

 茂原市で活動するチェンソーカービング同好会『くさりのこくらぶ』では、4月に『アマビエ様』を制作、茂原市内に設置した。代表の木一吉さん(きいちきち・カーバーネーム)は、「アマビエをイラストなどで描き、ネット投稿する『アマビエチャレンジ』を知ったのは3月。その時は立体作品が少なく、短時間で彫れるチェンソーカービングで作ろうと思いました」と話す。アマビエは江戸時代末期、疫病流行のとき熊本の海に現れ、「私の姿を写し人々に見せよ」と言い残し海中に消えたという妖怪。当時の瓦版には病が治ったという記述はないが、その絵を見ると病が治ると多くの人が信じたらしく、人気になったそうだ。
 木一吉さんはすぐに制作しツイッターに投稿。2日で5500の「いいね」がつき、それなら同好会でも彫ろうと、4月のテーマとした。例会に参加したメンバーの木村さんは「例会ではアマビエ本体だけだったので、木一吉さんの見本のように台座から彫りたい」と、自宅でさらにもう一体制作。「1日も早い新型コロナの終息を願い作ったので、験担ぎですが誰かに見てもらえればと思いました」。これにメンバーの鈴木さんが、国道409号と茂原大多喜線の交差点脇への設置を提案。「多くの人と車が通る所。茂原に話題を作って、少しでもまちが元気になれば」と考えたという。メンバー4人で説明看板を立てるなど工夫し、2日がかりで設置。撮影などで毎日人が来ており、お祈りする高齢者もいるそうだ。「アマビエは現代のゆるキャラのようなテイストがあったので、可愛いデザインにしてみました」と木一吉さん。

 同くらぶは、長柄で20年活動したクラブが前身。前クラブ解散後、再びメンバーが集まって昨年7月にスタートした。木一吉さんは18年、木村さんや最年長の伊藤さんは10年続けているという。東京から来る人もおり、60~70代が中心。例会は第2日曜、水田に囲まれた杉林の中、広く開けた場所でそれぞれ離れて作業する。「チェンソーカービングは1~3日で仕上がり、一気に削り出す爽快感が魅力。ノミなどで彫ったら1カ月かかります」。制作するのは動物などで、本業がフィギュア原型師の木一吉さんが、前後と横の姿をデッサンし、それを見ながら彫るという。「このデッサンが書ける人がなかなかいない。木一吉さんは何でも作れるので凄いですよ」と木村さん。メンバーも募集中で、「定年後に始めた人がほとんどなのでぜひ!」とのこと。体験歓迎。
問合せ:木一吉さん(濱さん)
TEL.080・1362・0752

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