房総往来
- 2014/1/17
- 市原版

房総往来 アクア→圏央道
山里吾郎
東京湾アクアラインの通行料金800円(普通車)が4月からも継続されることになった。千葉、東京、神奈川。湾岸一帯の利用者にとって朗報だ。昨年4月に開通した圏央道とも連結、市原市南部も首都圏との距離がぐっと縮まった。そんな利便性を実感しようと、アクアラインから圏央道へ、陽光まばゆい冬のドライブとしゃれ込んだ▼早朝、市原ICから川崎方面を目指す。まずはお決まりの海ほたるで小休止。観光客でごった返す中、展望デッキから風の塔方面を見渡す洋上の眺めに思わずシャッターを切る▼海ほたるの混雑にちょっと逡巡したが、このままUターンするのも能がないとそのまま横浜方面へ。中華街で早めの昼食を楽しみ、みやげ店を2、3軒のぞいたがどの店、通りも大渋滞。散策もほどほどに帰路のハンドルを握った▼もう一つの目的であるアクアラインからそのまま圏央道に乗り入れ、市原鶴舞ICを経由して一気に茂原、東金方面まで走り抜ける。ほとんど渋滞のない快適走行に「これなら内房ばかりか外房・九十九里方面からも首都圏がぐっと近距離に」…その利便性を実感した▼アクアラインの値下げ実験がスタートしたのは5年前の平成21年。普通車で3000円の料金が約4分の1の800円に。失礼な言い方をお許し願うなら、森田知事にとって「唯一最大の公約」は予想以上の効果をもたらしている。市原市では3月から南部の加茂地区を中心に市制50周年のアートミックスが計画されている。圏央道との相乗効果で念願の地域活性化に結びつくことを大いに期待したい。
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