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イルミネーションの森を散策 どこからの眺めが最高?
- 2016/2/12
- シティライフ掲載記事, 市原版

トンネルを抜けるとそこは、『イルミネーションの世界』だった。某小説の一説のように、衝撃的に目に飛び込んでくる光の世界に驚かされる。小湊鉄道月崎駅近くのク―オドの森だ。昨年末、松本靖彦さんを講師に開催された加茂公民館主催事業の『イルミネーション散策講座』には33名の受講生が参加した。彼らは、月崎駅からの無料送迎バスを降りた瞬間に感嘆の声を上げる。
駐車場を含んだ広場にある小さな小屋や木々には電飾が灯り、可愛らしい仕上がりになっていた。「1時間自由に散策してください。テーマは滝と湖。富士山やナイアガラの滝など見どころがたくさんあります」と松本靖彦さんが話すと、参加者は各々に森へ入っていく。
市内在住の松本徹さんと栞さん夫妻は、「去年参加した時は、結婚を記念して点灯式をやらせていただきました。1年がバタバタと過ぎましたが、なかなかできない良い経験として思い出に残っています。今年は電飾も多くなっているようで、さらに綺麗ですね」と笑顔を見せた。
3500㎡の広さに70万個のLED電飾が付けられた一面。小さな山の上から流れる滝は長さ60メートルもあり雄大な景観。さらに電飾の滝が注ぐ湖には水が張られているので、反射してさらに多くの光が目に映るという工夫も。「あの赤いのって何だと思う?」、「トンネルを抜けたらどっちに行ってみようか」、「ねぇ、湖の中にあるのって船だよね!」など訪れた人々の会話は弾み、すれ違う人に小さなポイントを教えてもらうこともあった。
山の上から見る景色は、見晴らしも良く気分がいい。光の放つ温かさは寒ささえ忘れてしまうほどで、長い時間頂上からの眺めを満喫する人の姿が途絶えなかった。小さな子どもでもすぐに上れる程度の山だが、なんと犬までが景色を楽しむようにキョロキョロと辺りを見回していた。
また、スピーカーを通して流れる松本靖彦さんのマンドリン生演奏が、森全体に心地良く風情のあるものに聴こえる。「山の中で寒いから、空気が澄んでいて音もよく通るんですよ」と、松本さんが演奏後に話す。
3月に閉校する平三小学校の校長である福山文夫さんは、同校教職員4名で訪れた。「全員が初めて来たので、あまりにも綺麗で驚きました。みんな携帯で写真を撮って、家族に送っていますよ。終業式には子ども達に無料で行けるオススメのスポットとして紹介します」と感想を述べた。4月から新たな職場へ各々が赴任する。これもまた、いい思い出になったのではないだろうか。
来年のイベントが一体どんなものになるのか、今から楽しみの人も多いだろう。ちなみに、ハートの電飾の前のベンチに座って写真を撮ったカップルは願いが叶うとか、そうでないとか。
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