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プロキャディの人生ってこんなに面白い
- 2017/6/30
- シティライフ掲載記事, 市原版

旧里見小学校で開催されたいちはらアート×ミックスの『100人教頭』。こんな学校だったら毎日行ったのに!とうたうテーマ通り、大盛況だったのは4月8日の『キャディ教頭』。定員10名の講座に大きく上回る応募があり、教室には約30名が授業を楽しんだ。
教頭は市原市牛久在住のプロキャディである串田雅実さん(37)。「私がプロキャディになったのは25歳の時。2011年から4年間、プロゴルファーの谷原秀人さんのキャディをやっていました」と自身のキャリア説明から始まる。参加した生徒たちはほぼ全員がゴルフ経験者。串田教頭が「ゴルフがなぜ18ホールか知っていますか?」と問うと、「イギリスは寒く、お酒を飲みながらゴルフをやる。飲み終わるのが18ホールだからです」と参加者の知識も深い。
そして、1時間半の授業は生徒からの質問で進行した。「ゴルフで一番大事なのはパターだと聞きました。どうしたら上手くなれますか?」、「プロのキャディさんは、どうやって選手と契約するの?」など普段聞けない裏話のような質問に、串田教頭は丁寧に回答していく。また、海外遠征で感じた文化の違いや、選手の試合中のメンタルをどうフォローしているかなど串田教頭なりの想いに、生徒たちはじっと耳を澄ませた。
最後にプロゴルファーの使用したボールのプレゼントを手にすると、みんなが満足そうににっこり。椅子に座り授業を受ける大人と、廊下を走る子ども達。新しい世界の融合が垣間見えた授業だった。