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こでまりの夢 ~失敗をしたと思うときは~
- 2020/11/5
- シティライフ掲載記事, 外房版
- こでまりの夢

「失敗をしたと思うときはいつだって、それがあなたにとっての利益になる。素晴らしいことを成し遂げたという思いしかないというのなら、あなたはおそらく愚か者だ」―ルイ・C・K(コメディアン)
先日、私はあることで失敗して、落ち込んでしまいました。自分の人生や子育てを振り返っても、失敗の連続でした。
失敗を認め、受け入れることは誰にとっても難しいものですね。自分を正当化しようと言い訳したり、こうするほか仕方なかったと開き直ったり、落ち込んで立ち直れなかったり…。しかし、失敗したからこそ、今の自分と向き合うことができ、成長できたと後になってわかったような気がします。
子育てでは、後悔することがたくさんありました。イライラして子どもに当たってしまったこと。間違った情報をうのみにしてしまったこと。人の意見に流されて、自分の考えではないことをしてしまったこと。子どもの気持ちを考えないで、あれこれ決めてしまったこと。数えたらきりがありません。でも、失敗をしたと思うときは、改めようと気づいたときです。それが利益になって、後々の自分の財産になりました。
失敗して、自分はダメな人間だと思っている人。私も同じです。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 TEL.0475-53-3509