男の料理
- 2013/2/22
- 市原版
男の料理 ~米粉のおつまみ~
「独特のモチモチ感があり、小麦粉、片栗粉の代用ができる万能選手。液体に溶かしてもダマにならず、揚げても油を吸わない」と説明したのは山武市で米粉普及に取り組む高田温美さん。ちはら台コミュニティセンター主催で年4回開かれる『男のこだわり料理』、2月のテーマ『おつまみ』の講師を務めた。
4つのレシピは全て米粉入り。まず参加者8人がとりかかったのは洋酒に合いそうなイタリア発祥のパン『グリッシーニ』。力強く生地を捏ね、のし板に叩きつけると「気分いい」との感想があちこちから。1次発酵後は棒状に成形してケシの実や粉チーズをトッピングしオーブンへ。フライパンで焼いたのは韓国風お好み焼き『チヂミ』。香ばしい匂いがして焦げ目がついたところで60代の男性が豪快に裏返すと「うまい」と声がかかった。『揚げだし豆腐』のたれは全材料を鍋に入れ火にかけるとたちまち半濁色になりとろみがついた。『天ぷら』は青のりやピーナツ粉入りの変わり衣3種。助手の竹石さん、山口さんが「かき揚げにワカメをいれる」など応用アイデアを披露すると全員一斉にメモを取った。
「自宅では汚すからとキッチンにいれてもらえない。切り方、油の温度など基本がわかった」と話したのはちはら台に住む男性。包丁を持つのもためらいがちだった初参加者は「3年計画で勉強する予定。楽しかった」とおいしそうに自作料理をほおばった。最後に高田さんが「米粉と牛乳で簡単にできるホワイトソース」を紹介した。