2012千葉ロッテマリーンズジュニアに選ばれて
- 2013/3/8
- 市原版
2012千葉ロッテマリーンズジュニアに選ばれて
「女子プロ野球選手になりたい!」 村越 美咲さん
昨年末、札幌ドームにて第8回目となる『NPB12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP』(一般社団法人日本野球機構、プロ野球12球団主催)が開催された。同大会は各球団が小学5、6年生の少年少女で編成した12球団ジュニアチームのナンバーワン決定戦。千葉ロッテマリーンズでも選手の選抜が行われ、昨夏、選考会で選定された小学6年生の男女18名が、12月26日、27日のリーグ戦を戦い抜き、惜しくも28日の決勝トーナメントで読売ジャイアンツジュニアチームに敗れ、準優勝となった。千葉ロッテは2010年(第6回)で優勝を飾り、読売ジャイアンツは今回、初の優勝であった。大会前、マリーンズジュニアに選ばれた市原市立五井小学校6年生の村越美咲さんにインタビューした。
◆2012年度のマリーンズジュニアに選ばれた時の感想は?なんでも、一次選考、二次選考と通じて400人の中から選ばれたとか。しかも女子は村越さんを含め2人だけだったそうですね。
「選考会にはマリーンズアカデミーの特別講座に参加した時にコーチに勧められて出ました。ジュニアに選ばれたのは嬉しかったですが、チームに入って皆についていけるかどうか不安はありました。でも、練習をしていく中でチームメイトにはライバル意識を持つようになりました」
◆村越さんが野球を始めたきっかけは?
「6歳違いの姉と2歳上の兄がいて、その兄が野球をやってるのを見て面白そうだと思って、小学2年の時に『オール五井さくら野球部』に入りました。父も昔、野球をやっていて好きだったので、たまにマリンスタジアム(現QVC)や東京ドームへ観戦に連れていってもらいます。ちなみに祖父も野球をやっていたから、私が野球で頑張ってるのを喜んでくれています」
◆プロ野球で好きな選手は?
「千葉ロッテの成瀬選手。ここぞというところで三振をとる!」
◆村越さんも小学3年生の時からピッチャーを。
「はい、監督にやってみないかと言われて。ファインプレーをした時は嬉しい。自分がちゃんとおさえて勝った時も最高。もちろん三振とった時も」
◆野球をやっていて、ケガをしたことは?やめたいと思ったことはありますか。
「ケガは特にないですが、小学2年の時にボールが顔に当たるデッドボールを受けたことはあります。野球をやめたいと思ったことは一度もありません。打ったり走ったりするのが楽しい!」
◆野球以外のスポーツの経験はありますか。
「幼稚園に通っていた頃から小学1年まで、水泳をやっていました。それと昨年9月までは学校の陸上部に入っていました。市原市の陸上大会ではソフトボールを投げて1位になりました」
◆趣味は?
「姉がやっていたので、その影響を受けて幼稚園の頃に始めたピアノ。小学1年の時には全国大会で2位になりました。ピアノはずっと続けたいです」
◆とてもボーイッシュな印象の村越さん。身長166センチのスリムな身体、なにか健康面で気をつけていることありますか。
「睡眠不足にならないように、ということぐらいかな。食べ物の好き嫌いはないし、肉が好物。母の作る肉じゃがが好き。外食なら焼肉」
◆自宅でも何かトレーニングしているのですか。
「庭で素振りをしたり、近所をランニングしたりしています」
大会終了後に、村越さんに感想を尋ねると、「準優勝することができて、とても嬉しかった。予選、準決勝と試合には出られず、大会で初めてピッチャーマウンドに上がったのがジャイアンツジュニアとの決勝戦で、とても緊張しました。その決勝で3番バッターにホームランを打たれて、悔しくて涙が止まらなかった。この悔しさをバネに、中学生になっても野球で頑張りたいと思います」と強い決意を示した。