大学の施設を使い生涯スポーツを
- 2013/7/12
- 市原版
大学の施設を使い生涯スポーツを
『帝京平成スポーツアカデミー』スタート
市原市にある帝京平成大学『千葉キャンパス(うるいど南)』とちはら台の『ちはら台キャンパス(ちはら台)』において、5月から総合地域型スポーツクラブ『帝京平成スポーツアカデミー』がスタートした。総合型地域スポーツクラブとは、1995年から文部科学省が実施するスポーツ振興施策のひとつで、子どもから高齢者まで地域の誰もが、継続的にスポーツに親しむことができる環境を提供する地域密着型のスポーツクラブのこと。
これまでも帝京平成大学では、さまざまな形での地域貢献活動を行ってきたが、今回はグラウンド、体育館などキャンパス内の施設および専門の知識を持つ教授など人的資源を活用し、学生はもちろん、地域住民がスポーツに親しみ、健康づくりを学ぶ場として交流を深めていきたいと考えている。
帝京平成スポーツアカデミーの運営委員長で帝京平成大学教授の桂川保彦さんによると、大学では、「スタート前に市のスポーツ振興課の方や体育協会の方たちと意見交換をし、地元で足りないものや、公民館などで定員いっぱいで入れないものなど、地域が求めていることをやろう」と大学ならではのプログラムを考えたという。
人気の『ヨガ』や『ヒップホップダンス』、『バドミントン』のプログラムに加え、「市テニス協会から初心者が習える場が少ないとの話を聞き、大人の『テニス』と『ジュニアテニス』のプログラムを立ち上げました。ほかにも、ジュニアのゴルフ選手を育成してほしいという要望もあり、『ジュニアゴルフ』や、今年大学に女子サッカー部ができ、千葉キャンパスに人工芝のグラウンドを整備したので、そこを使って『女子サッカー』のプログラムも企画しています」と桂川さん。
また、地域医療学部で理学療養士や看護師、救急救命士を養成している大学ならではの、高齢者向けプログラムもある。転倒骨折などによる寝たきりを防止する『転倒予防教室』や、高齢者でも楽しめる『ラージボール卓球』。また自分で体をコンントロールできない子どもが増えている中、筋肉と神経の協調性を育成する『チャイルドコーディネーション』、障がい者スポーツの『車いすテニス』など、その道の第一人者が指導、監修を務める。
それぞれのプログラムは、2カ月8回を1クールとし、入会金1000円のほか、1プログラムにつき参加費(2000〜4000円)が必要。八幡宿駅または蘇我駅から、若宮団地や市役所前を通る無料循環バスも運行されているので、交通手段が不安な方も参加しやすい。7月からは第2クールがスタートする。「今後プロのバスケットリーグやジェフのレディースとの連携なども考えています。夏は学生が夏休みに入るので、その都度プログラムの見直しを行い、みなさんが参加しやすいプログラムをどんどん提供していきたいと思っています。地元の方からの要望も大歓迎です」と桂川さん。
充実した大学の施設で、第一人者の指導の下、スポーツが楽しめる。ぜひこの機会に新しいことを始めてみよう。
問合せ
帝京平成スポーツアカデミー(千葉キャンパス内)
TEL/0436-74-6369