野菜の苗を植えてみよう

野菜の苗を植えてみよう

 三和コミュニティセンター主催の『野菜作り教室』が今年5月から来年3月まで、磯ケ谷の畑を借りて12回シリーズで行われている。第2回目の5月28日はミニトマト、トマト、ピーマン、ナス、トウガラシの苗を割り当てられた約36㎡の畑に植えた。地元農家の伊藤喜規さんから植え付けの位置、肥料の説明、手順について指導を受けた後、汗ばむ陽気の中、12名の参加者たちは互いに協力しながらクワで土壌を耕すところからスタート。土壌はコガネムシの幼虫などに効くダイアジノンで予め消毒済。農薬を使うのはこの1回だけ。「家だと無農薬なので穴だらけの野菜になる。ここでは最低限の農薬で安心、満足のいく野菜ができる」とリピーター参加者の女性。
 次に化成肥料と油粕を撒いて畝を作る。化成肥料は成分表記を見て野菜に合ったものを選ぶ。ナス、ピーマン、トウガラシにはチッソ、リン酸、カリウムの分量がそれぞれ16%ずつのもの、トマトには同様に5、15、20%ずつのものを使用。化成肥料を使えば速く大きく育ち、油粕、菜種粕、大豆粕など穀物由来の肥料を用いると食味が増すという。そして雑草防除や地温調節、保湿のためにマルチフィルムというビニールシートを土の表面にピンと張り、穴を開け、水やりをしてから苗を植える。植えた後は土で穴をしっかりふさぐと中に空気が入りにくくなり、雑草が抑えられる。他にもカボチャ、共同作業でサツマイモとスイカの植え付けを同様に行った。サツマイモは土の中で蔓が弓なりになるように植えると実がたくさんつくそうだ。
 7月の収穫まで、各自で草取りや支柱立て、脇芽つみ、追肥など管理作業を行う。水やりは乾燥、高温が特に続かなければ必要ないが、やるなら毎日午後に。「太陽の照り、土の力と雨。自然の恵みが一番」と伊藤さん。「家庭でもやっているが、自己流ではなくちゃんと教わりたくて」、「初めての経験。出来上がりが楽しみ」など様々な声が参加者から聞かれた。


Warning: Attempt to read property "show_author" on bool in /home/clshop/cl-shop.com/public_html/wp-content/themes/opinion_190122/single.php on line 84

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…
  2.  昭和を代表するスター「石原裕次郎」は今年、生誕90年。映画やドラマで大活躍し、歌手としてもヒット曲多数。誰からも愛された「裕ちゃん」の魅…
  3.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月5日(木)~6月10日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける…
  4.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  5.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  6. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  7.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  8. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  9. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  10. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 当ホームページは、2/17に新ホームページのオープン予定のため、情報掲載が1/31までとなります。 2/17までに開催するイベント等…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る