中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスまで、あと41日

3月21日(金)(祝)から5月11日(日)までの52日間、開催される『中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス』。各会場を訪ね、制作に励むアーティストの皆さんを順次ご紹介。

art02 1月下旬の週末、伺ったのは、県道81号沿いにある、月崎の食堂『山登里』。市民の森入口看板の向かい側。閉店していたが、開催期間中は、『とぬま』の2人によってカフェとして復活する。ちなみに、『とぬま』とは、當間一弘さんと大沼(旧姓)千明さんの名字の一部をとったアーティスト名。木更津在住のご夫婦。房総を拠点に活動。館山自動車道市原SA上り『TABE TABI MARKET BOSO FOOD CENTER』等で物販やマルシェの企画、設計、運営に携わっている。
art03 取材当日は、店内を改装し、店前に竹テラスをつくっている真っ最中。「テラス席も設けることで、アウトドア気分を演出。コンセプトは、その土地ならではの伝統食を受け継いでいくこと。保存食の輪を広げたい」と大沼さん。カフェでは、地元産の食材にこだわり、特産品の加茂菜はじめ野菜、ワカサギ、イノシシなどを、「地元のお母さんたち」と加工し、「ピクニックをテーマに」サンドイッチ各種とドリンク類を提供する。
art04 3月に閉校した高滝小学校の体育館では、福岡県から参加の演劇グループ『指輪ホテル』の皆さんが稽古中。同グループのコンセプトは「女性の視点でつくる演劇とダンスのコラボ」。海外公演も多い、出演者は女性だけという個性をもつが、今回は市原在住の男子学生が2人参加する。ちなみにグループ名の由来は、好きな言葉を組み合わせたとのこと。
皆さんの舞台は、小湊鉄道の列車。これまでにも昨年開催された『瀬戸内国際芸術祭』では、海の中で泳ぎながら演じたが、「走る劇場」での上演は初の試みだとか。稽古場となった体育館には、列車の客席と同じサイズにイスが置かれてあった。内容については観てのお楽しみに。
芸術監督の羊屋白玉さんは「半分以上の駅に停車せず、乗客の皆さんに約70分間、作品を楽しんでいただく。同時に、車窓から眺める景色も楽しんでいただけたら。なので、外にもアート作品をつくって置くなり、風景の中で出演してくださるサポーターの方も募集中。列車の中と外で展開していきたい。地元の方々が慣れ親しんだ小湊鉄道にアーティストが新しい解釈で表現することで、新たな魅力を感じていただけるように頑張ります」と話す。尚、公演日時は、(土)(日)(祝)の正午頃の臨時便を予定している。音楽家の生演奏も加わる。
art05 小湊鉄道上総大久保駅から徒歩2分のところにある白鳥公民館に入ると、賑やかな音楽が聞こえてきた。地元の『炭焼音頭の会』の女性たちが歌ったり、踊りを披露していた。その合間をみて打ち合わせをするのは、『舞踏団トンデ空静』主宰、松原東洋さん。同団は、松原さんを中心に舞踏家、ミュージシャン等が集まったパフォーマンス集団。「劇場だけでなく、棚田などを舞台に様々な場で公演やイベント、映像製作を行っている。
『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』、平成23年11月から12月にかけて市原市南部で開催された『アート漫遊いちはら』にも参加した。同団の池田研一さんは「この公民館を『里山芸術劇場』と名付け、老若男女が楽しめる『養老舞踏・バラエティショウ よほろ』を開催します。『よほろ』とは、養老が『よほろ』という言葉からきているとの説から。地域の象徴である養老川がテーマ。劇を通じて郷土、市原を見直すきっかけになってもらえたらいいですね。私たちの舞踏団と特別出演の『和太鼓パフォーマンス切腹ピストルズ』、更に地元で活動されている踊り手の皆さん総勢約50名による複合型舞踏音楽劇。2時間半の明るく破天荒なステージを観てください」と語る。
art06 公演日時は3月28日(金)~31日(月)の15時30分開演。4回限りの公演、お見逃しなく!4月以降の週末は、地元の皆さんと踊りのイベントを予定。取材当日、市内ちはら台からお手伝いに来ていたサポーターの女性は「市原が好きなのでバックアップしたいとサポーター登録を。市内南北で温度差を感じる。是非、市内全域で盛り上げましょう」と笑顔でコメントをくれた。

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