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五井病院、新棟開設

 8月1日、市原市五井にある『医療法人芙蓉会 五井病院』では総合健診センターとリハビリテーションセンター、回復期リハビリテーション病棟を含む新棟を開設、8月2日に内覧会が行われた。
 昭和38年に開院し、平成13年に現在の場所へ移転、総合型の新病院として地域の医療を支えてきた。「今年で開院から51年目。特に救急には力を入れ、市と共に歩み続けてきました。地域の皆さんのお役に立てる施設でありたいと考えています」と副理事長の西村美和子さん。今回の新棟増設は、高齢化社会という時代の流れを考え、病気に対する予防とリハビリを充実させるため、広々とした空間に整った設備を取り入れることで、よりよい新しいサービスの提供を目指してのこと。
 予防のための総合健診センター、人間ドックコースの入り口の壁には色とりどりのベネチアンタイルがお出迎え。アートな雰囲気が健診時の緊張感を和らげてくれる。診察室から検査室、胃部X線室まで、受診する人が効率よく回れるよう部屋を配置。内視鏡室手前にあるラウンジには座り心地にこだわった椅子が置かれており、健診の気疲れから解放される空間となっている。また、被爆量の少ないレントゲン機械の導入や婦人科健診は必ず女性技師が担当するなど、細かい配慮の徹底がなされている。市や健康保険組合などの健診の指定機関にもなっているので是非ご利用を。「病気は早く見つけて悪化を防いでいくことが重要です。当センターではコンピューターによる正確なデータ管理を行い、臨床経験のある保健師が責任を持って保健指導を行います。皆さんの日常生活に関わっていくことが必要であると考えています」
 リハビリテーション科では、医師、看護師、各部門の技師と職員が連携し合うチーム医療を導入。一つの症状に対してのリハビリを行うだけでなく心臓病を抱えている骨折患者など、複数の疾患のある患者に対し、全身の状態をきちんと把握した上で総合的な医療を行っており、専門医がたくさんいるからこそできる対応をさらに強化していく。リハビリテーションセンターにおいては、直線で47メートルもある広いフロアーで積極的な歩行練習ができる他、新しい試みとして、畳敷きの部屋や台所、風呂などを併設。自宅に戻ってからの生活に慣れるための設備を整えている。回復期リハビリテーション病棟では、ゆったりとした個室を含む96床を設け、明るくて広い食堂の窓からは天気がよければ富士山が臨める。半身麻痺患者に対応したトイレも完備。「リハビリを早くきちんと行うことで回復への道のりが大きく変わってきます」
 内覧会では、約100名の近隣医療関係者が訪れ、施設を見学したあとパーティー会場で新棟竣工の祝杯をあげた。理事長の川越一男さんは挨拶の中で、「当病院最大の強みは災害時に強い建物であることです。本館共に免震構造、非常時にも電力と水の供給が止まらないよう燃料電池の設置と浄化した井戸水の確保で万全を期しています」と述べた。
 同病院では正社員のみならず、全従業員専用の24時間保育所を設けている。「当病院では子育て中の看護師がたくさん働いています。だからこそ、子どもや母親の気持ちが分かるし、優しい心で患者に接することができるのだと思う。みんな笑顔で生き生きと働いていますよ」と西村さん自身も笑顔で話した。
 子育て中でも働き易い雇用環境の整備に取り組んでおり、厚生労働省から『くるみんマーク』の認定を受けている。県内の病院では1番目、全国でも2番目の認定だそう。「産休、育児休暇もしっかりと取得できます。質の高い医療行為を確保するため、無理な重労働はさせません」と言い切る。
 今後、ますます加速するであろう高齢化時代の中で、信頼のおける総合型の医療施設が身近にあることほど心強いことはないだろう。

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