飛べ! 高く遠くまで

 紙飛行機を高く、遠くに飛ばしたい。幼少の頃、誰しも考えたことがあるのでは。紙飛行機を作り、個人と4人1組の団体で飛距離と滞空時間を競う、小学生対象の『第5回折り紙ヒコーキ大会』が昨秋、五井公民館で開かれた。講師は『全日本折り紙ヒコーキ大会』2009年チャンピオンの松崎幸弥(ゆきや)さん。『日本折り紙ヒコーキ協会』公認の折り方で、距離競技用のヤリヒコーキ、滞空競技用のハヤテの2種類の紙飛行機を折るところからスタート。新作ハヤテは、松崎さん独自の細かい改良が加わって折り方が難しい。約50名の子ども達は、主催者である市原市青少年相談員連絡協議会のメンバーに手伝ってもらいながら何とか完成させた。いよいよ実際に飛ばしてみる。松崎さんが低い姿勢から投げたハヤテは8m辺りまで高く舞い上がり「わぁーっ」と歓声が。「コツは折り方と投げ方。意外にも筋力を必要とするスポーツなのですよ」と松崎さん。
 個人戦で飛距離部門、滞空部門とダブル優勝を決めたのは4年の松本和樹くん。飛距離では15・69mとダントツだった。団体では2年から6年までの男子で組んだチームが両部門優勝を勝ち取った。次回はどんな性能の紙飛行機が飛び出すのか楽しみだ。

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