古布を使った華やかな七宝まり

 1月に菊間保健福祉センターで、毎年大人気の講座『つるし飾り教室』が2回シリーズで行われ、20名が参加した。今回製作したのは、四方八方に広がる輪が円満な子孫繁栄を表すとされている七宝まり。つるし雛の飾りの一つでもあるが、単品でも季節問わず部屋に彩りを添えてくれる。講師は市内在住の宍倉春江さん。

 ものづくり講座のリピーターが多く、開始前から手作りパッチワークなどの作品や持参した布を見せ合い、会話をはずませる参加者の皆さん。「生地はどんなものでもOK。捨てられない着物やハンカチなどを再利用してみて」と話す宍倉さんの言葉通り、風呂敷やスカーフなどを持参している人も。赤地に白の絞りが入ったちりめんと鮮やかな紫、赤を基調にした華やかな花柄と黄緑など布の組み合わせによって様々な楽しい七宝まりが出来上がる。紫の小花柄のちりめんに桃色を合わせ、春らしいふんわりとした雰囲気の七宝まりを目指す人も。

 初回は型紙に合わせて布を裁断し、綿をたっぷり入れて縫い合わせ、12個のパーツを作ることに挑戦。次回はそれらを繋ぎ合わせて完成させる。同じものを12個作るという繰り返しの作業なので、世間話をするなど常に口も動かしながら楽しく手を動かす。縫い目は細かければ細かいほど見た目が綺麗に仕上がる。
 大変手際よく、ミシンで縫ったような細かい縫い目でパーツ作りを進めている86歳の女性がいた。周りから「すごい!」と感嘆の声があがっていたが、「裁縫をやっているとくつろげる。家でも、古くなった着物でこたつ布団や布団カバーなどを作って知人にあげたりしています。目が疲れるのも忘れるほど手芸が大好き」とのこと。
 今回は直径約15センチの七宝まりを作ったが、小型のものと組み合わせて連ねると素敵なつるし飾りになる。
 宍倉さんは、家庭で眠っている古布を利用するエコを意識した講座を他にも担当している。同センターで4月開講の布ぞうり作りや夏には『エコライフ』と称した講座でTシャツを用いたバスマット作りなども。気になる方は市の広報要チェック。おうちで眠っている材料、活かしてみては?

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