『絵本をめぐる世界の旅』へ行こう!

世界最大規模の絵本原画コンクール
受賞作品の展覧会 開催中!

 千葉市美術館で、3月1日(日)まで『ブラティスラヴァ世界絵本原画展 絵本をめぐる世界の旅』が開催されており、老若男女の来館者で賑わっている。
 スロヴァキア共和国の首都、ブラティスラヴァで2年ごとに開催される『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』は、ユネスコと国際児童図書評議会の提唱により、1967年に始まった世界最大規模の絵本原画コンクール。
 同展は実際に出版された絵本の原画が対象。各国内での審査を経てノミネートされるため、芸術性が高い作品や、実験的でユニークな作品が集まることでも知られている。同時に権威あるコンクールであり、受賞者にとって国際的な出版社へと導く扉を開くものでもある。今回は準グランプリに相当する『金のりんご賞』を日本人作家2人が受賞する快挙があり、大きな注目を集めた。
 会場では、第1部が同賞受賞作品、第2部は日本からの出品作品、そして第3部には特別展示として、受賞作品以外からも優れたものやユニークなものを多数ピックアップし、絵本をめぐる小さな世界旅行が楽しめる。
 同館学芸員の山根佳奈さんは「絵本作家は国を超えて活動しています。読み手もインターネットやテレビを通じて海外とつながっている。本来、絵本とは昔話のように地域で育つものですが、それが現在はグローバル化されているといえましょう。これを踏まえ、第3部は15カ国の作家作品を展示しており、お国柄から日本では見られない表現も楽しめると思います」と話す。
 会期中の毎週水曜日14時からボランティアスタッフによるギャラリートークを開催。また、広場には、過去の出品絵本をのせた屋台もある。
 同展ならではの画期的な企画としては、原画だけでなく実物の絵本も展示してあり、一部を除き手に取って見ることができる点。世界各国の絵本と触れ合えるのは珍しいし、原画と印刷された絵本の絵とを比べてみるのもまた一興だ。更に、第2部でみられるように、今、活躍中の日本人作家の原画が揃っている貴重な機会でもある。

 子どもから大人まで感性が刺激される内容。山根学芸員は「絵本にはメッセージが込められている。それを伝えるためになされたイラストレーターとしての技法と表現の工夫のあとを見てもらいたい」とも。

 尚、階下にあるミュージアムショップも必見。会期中限定で受賞作中心にポストカードや作家グッズ、おもちゃ等の販売をする。他、ミュージアムオリジナルグッズも定番人気。是非、立ち寄ってみて。


問合せ 千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8)
TEL 043・221・2311
開館時間10~18時(金・土は20時)。休館日3月1日までなし。観覧料金は一般800円、大学生560円、小中高生、障害者手帳を持っている人とその介護者1名は無料。※高校生以下の子どもと一緒に来館の保護者2名まで親子割引で一般500円。

 

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