1位目指してス~イスイ 市原市市民スケート大会開催

 羽生結弦選手が金メダルに輝いた昨年2月のソチオリンピック。その他にもフィギュアスケート、スピードスケートなどで様々なドラマが生まれ、日本中が盛り上がったことは記憶に新しい。そんな影響もあってか、2月1日に姉崎公園スケート場で開かれた『第25回市民スケート大会』では63名といつもより多くの市民がエントリーした。主催は市原市教育委員会と(公財)市原市体育協会。開会式では、主管の市原市スケート協会会長の菊地洋己さんが「スケートは素晴らしいウィンタースポーツ。滑れない人は滑れるように、滑れる人は更なる上達を目指して競技に挑んでほしい」と元気に挨拶をした。
 プログラムは、男女別、学年別、個人、団体など合わせて全15種目。小学生低学年の部では、スイスイ滑る子から慣れない感じでおそるおそる足を前に出して滑る子まで様々。何度も転びながらようやくゴールした子には周りから「頑張れー」と温かい拍手と声援が送られた。「ヤッター、1位だ!」とあどけない笑顔でガッツポーズを決めた男子も。小学生女子低学年、300mと500mのダブル優勝を決めたのは飯島日向子さん(小3)。颯爽とした滑りで大差をつけての1位だった。「大会に参加するのは3回目。初めて1位になれて嬉しい」とハキハキした口調で答えた。1年生からフィギュアスケートを習っているとのこと。待ち時間にはクルクルと回転の練習をしている姿が見られた。小学生高学年男子、300mでは初参加の鈴木翔くん(小6)が1位を獲得した。500mではスタート直後に転倒し惜しくも2位に終わったが、3年生からアイスホッケーを習っているだけあって、ダイナミックで格好いい滑りを披露した。
成年女子500mに唯一エントリーした楠瀬順子さんは、マイペースでゆっくりと楽しそうに氷上を滑走し「マイシューズも購入したし来年もまた参加したい。今回は夫に追いつこうと出場しました」と笑った。夫の啓希さんは、一昨年から成年男子の部で、10回以上の出場経験を持つ吉野大三郎さんと優勝争いをしている。今大会では500m、1000mとも楠瀬さんに軍配が上がった。今年74歳になる吉野さんは「1000mはマラソンと同じ。短距離に必要な筋力は若者に負けるが、持久戦は自分に合っている。また頑張りたい」と穏やかに話した。
 親子、友達、姉妹など二人一組で仲良く手をつないで滑るペアー競技では、西川美桜さん・真桜ちゃんペアが優勝を決めた。優雅なフォームで中学生女子500mを制した美桜さんが、幼稚園生の妹の手を引いて滑る姿に周りからは笑みがこぼれた。また、親子共々へ
っぴり腰で滑る場面もあり、勝ちを目指す個人戦とは違って愉快でほのぼのとした競技だった。
 最後の種目、小学生団
体対抗リレーでは「いけいけー」と、多くの熱い声援が飛んだ。好スタートを切って優勝を勝ち取ったのは有秋西小学校チーム。作戦勝ちだったのか「他チームの顔ぶれを見て順番を決めました」とメンバーの浅尾俊介くん(小6)は得意げに話した。普段から仲良しの5人グループで、優勝を狙って同スケート場に何度か足を運んで練習を重ねていたという。途中、子ども対象のアトラクションとしてミニホッケーリレーと魚釣りゲームが行われた。つるつる滑るリンクの上で右往左往する子どもたちだったが、終了後にお菓子と文房具が手渡され、満面の笑みを浮かべていた。
 勝ちに挑む人、ゆっくり滑走する人、それぞれのペースで楽しむことのできる温かい雰囲気の同大会は来年も開催予定。ご家族で参加してみては。
他の優勝者は以下の通り(敬称略)。小学生男子低学年300m、500m・長谷川柊/小学生女子高学年300m、500m・西風美桜/中学生男子500m・山本龍一/小学生男子高学年500m・杉江真輝/家族リレー・楠瀬啓希、響介、琴美

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