魔法の種からできた料理

 市原市で活動するガールスカウト千葉県65団の子どもたちが大豆料理に挑戦した。幼稚園児から小学3年生までのスカウトたちは、昨年6月にハイキングで見つけた「魔法の種」をまき、草取りや観察をして育てた。「作物を抜いたら根がいっぱい生えていた」、「サヤから豆がぽろぽろ落ちた」と収穫したのは枝豆と大豆。今年3月、体験入団の親子、高学年スカウトや大人のリーダーらも参加し、総勢29人が有秋公民館で雛祭りを兼ねた収穫祭を開いた。
 まず、『大豆先生』に扮した栄養士のリーダーから「大豆はお肉やお魚と同じたんぱく質」と栄養について学んだ。料理に必要な豆乳作りは大豆200gを水800㏄に一昼夜つけたものをミキサーで砕き、10分煮るところから。リーダーが布で濾して豆乳をしぼり、残ったおからを見せると子どもたちは好奇心いっぱいの表情でのぞき込んだ。
 調理をはじめると高学年スカウトは1、2年生に「小さい子にもやらせてあげて」と声をかけたり、野菜の切り方のお手本を見せたりと積極的にお手伝い。クッキー作りが楽しくて飛び跳ねる園児やオーブンのタイマーを待ちどうしそうにカウントする1年生もいて調理室はにぎやか。途中から高校3年生のスカウトも加わり、約2時間で豆腐、豆腐パン、チリコンカン、豆乳スープ、おからを使ったサラダ、ナゲットやクッキーの7種を仕上げた。
 団委員長の越智邦代さんは「体験による学びを重視している。世界中に仲間を作って」と語った。

問合せ 越智さん
TEL 0436・66・2928

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …
  2.  若い人がイチバン集まりたくなる街イチハラヘ! 未来に向けて動き出す「イチハラ」が、新しい「しあわせ」を発信する2024年の3日間、その各講…
  3.  キセキレイは、よく街中で見かけるハクセキレイの仲間ですが、個体数が少なくなっていることや、渓流や川原などの水辺を好んで生息しているため、ハ…
  4. 【写真】神明さん(左)と宗形さん  丸みのある可愛いフォルムから奏でられる心地よい音。それこそ、オカリナの最大の特徴である…
  5.  今年の夏休みのこと。学童保育のイベントで夏祭りを企画し、子どもたちは、紙で作ったお金で出店屋さんで買い物をしました。一人5百円をどう使うか…
  6.  9月の終わり頃にチャドクガの幼虫(毛虫)の毛に触れてしまったようです。チャドクガは蛾の一種で毛先に強力な毒を含んでおり、お茶の木、サザンカ…
  7.  私の生まれ育った芦別は北海道のほぼ中央に位置し、四季折々の美しい自然と星空に恵まれた町です。  昭和59年に「星の降る里」を宣言し、昭和…
  8.  きつね色にこんがり揚がった生地と香り高いカレーの取り合わせが人気のカレーパン。市原市五井西の『クロワッサンファクトリー五井店』の『じっくり…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】各賞受賞作品の監督。前列左から2番目は映画祭実行委員長、後列左端は審査員のミヤザキさん。グランプリ受賞の全監督は前列左から3番目。 …

スタッフブログ

ページ上部へ戻る