万一の時に、我が子を救うための心得

 辰巳公民館では、主催事業として月に1度、0歳から就園前までの乳幼児とその保護者を対象とした子育て会を開催している。同会で3月10日に行った講座は八幡消防署救急隊による『乳幼児の救急法』。14組の親子が参加、乳幼児に異常が見られた場合の対処法を一人ひとり人形を使って体験した。様子がおかしいと感じたら、まずは反応の確認を。足の裏を叩き声をかける。無反応なら異常を疑い助けを要請するが、周囲に人がいれば必ず名指しで「あなたは119番通報を」、「あなたはAED(自動体外式除細動器)を持ってきて」と指示をする。次に胸やお腹を見て呼吸の有無を確認。呼吸が停止していたら心肺蘇生を行う。胸骨圧迫は、乳幼児の場合、心臓の位置が乳首より下にあるため、乳首と乳首を結ぶ線の少し足側を指2本で胸の厚みの3分の1沈む強さで30回押す。強く、速く、絶え間なくがポイント。そして気道を確保しながら人工呼吸を。可能なら口と鼻共に口で覆い、胸が軽く膨らむ程度に1秒かけて優しく息を吹き込む。体の大きさに応じて、胸骨圧迫では片手や両手を用いる、人工呼吸時には手で鼻をつまむなど臨機応変な対応を。救急隊が到着するまでこれらを繰り返す。AEDが手元に届いたら電源を入れ、音声に従ってパッドを肌に直接装着し電気ショックを行う。何らかの反応があったり息を吹き返したことが確認できるまで、電気ショックと心肺蘇生法を諦めずに繰り返す。 
 万一の時に子どもを救えるよう熱心に話を聴く母親たち。「練習なのに焦った。頭で理解したと思っていても、やってみなきゃわからない。勉強になりました」との声が聞かれた。
 また、救急車の要請について「歩ける状態なら自家用車やタクシーを利用して。様子が明らかにおかしい場合は迷わず通報を」と救急隊の小出菜緒さん。
 消防局では、希望者に3時間の救命講習を行っている。詳しくは市原市ホームページにて。

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