よさこい踊って元気になろう

 鳴子の音と掛け声が小粋に響く体育館。時にしなやかに、時に力強い動きで活気あふれる踊りをつくり上げるのは、市原市で活動中のよさこいチーム『飛翠迅(ひすいじん)』だ。メンバーは小学1年生から70代までの約60名。「世代を超えて万人が踊れる。踊りの技術を追求するのではなく、踊ることで踊り手と観客みんなが元気になることが目標。メンバーは家族みたいなもの」と代表の今野(こんの)比佐子さん。
 40曲ものレパートリーを持ち、年に約40回もの施設慰問、イベントや大会への出場をこなす。鳴子を鳴らしながら練り踊りをする高知県のよさこい踊りを軸に、毎年新しいオリジナル曲を生み出し、観客も一緒になって踊る全国各地の総踊り曲などと共に披露している。今年度のオリジナル曲は『花舞道(はなぶどう)』。花は木に咲くものや草花など様々で、それは人も同じ。人が舞う道-つまり過去、現在、未来と人生を表しているという。5月3日には陸前高田市で開催される『さくらまつり』に出演し、かねてから集めていたフリーマーケット売上金全額と募金を被災地に届けてきた。 
 入会して6年目という60代の女性は「初めは難しかったけれど、今は仲間に入って踊れることが楽しくて仕方ない。落ち込んでいても皆に会って踊ると元気になるのです。イベントなどで『元気づけられた』という声を聞くと嬉しくてもっと元気になる。みんな同じ気持ちで頑張っているということが心地いい」と笑顔で話した。
 5月17日には姉崎産業祭、31日は上総更級公園での『ちばYOSAKOIお披露目会』に出演する。練習は木曜が五井小学校で19時から、ジュニア(小学生)対象の金曜は五井中学校で19時から。メンバー募集中で、体験はいつでも大歓迎とのこと。連絡要。

問合せ 飛翠迅窓口
TEL 080・5085・1917

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】「手作りの電飾」木村順一  恒例の市原市写真連盟展が11/1(金)~6(水)、夢ホール(市原市更級・スポーツデポ市…
  2.  銚子市は、漁業と醤油の街として有名ですが、2012年に銚子市全域が日本ジオパーク委員会から「銚子ジオパーク」として認定されました。ジオパー…
  3. 【写真】真光寺仏殿(左)。右側は薬師堂が建つ前、本尊を安置していた書院  市原市との市境にある緑豊かな里山、袖ケ浦市川原井…
  4.  10/12(土)から12/15(日)まで開催される、市原歴史博物館(市原市能満)の特別展「旅するはにわ~房総の埴輪にみる地域間交流~」。千…
  5. 【写真】日展 彫刻 2023年  都内六本木の国立新美術館にて、11月1日(金)から24日(日)まで『第11回日展』が開催…
  6.  秋の里山では、山の幸クリの殻斗(いが)の棘が茶色く変わり始め目立つようになる。葉が覆い茂っている林では見分けにくい。花が咲く6月と殻斗が割…
  7. 【写真】Frederic Edward Weatherly『Peeps into Fairyland(妖精の国を覗き見る)』 …
  8. 【写真】お店の前で。『十五や』のTシャツを着た藤本さん(後列中央)と田頭さん(右隣)  緑豊かな市原市東国吉で、県道21号…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】真光寺仏殿(左)。右側は薬師堂が建つ前、本尊を安置していた書院  市原市との市境にある緑豊かな里山、袖ケ浦市川原井…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る