今の課題がきっと未来の誰かを救う

 4月26日(日)、市原市市民活動センターでは市原市男女共同参画社会を進める市民の会主催で、大網白里市で不動産総合管理会社を経営する野老真理子さん(56)を講師に講演が開かれた。「女手ひとつで育ててくれた母が興した会社を、顧客数500人から6500人にまで増やしました。決して右肩上がりばかりではないけれど、人も地域も幸せにすることをモットーに入社33年が経とうとしています」と話す野老さんは、女性や障がい者、外国人などマイノリティな人々が組織や社会の中でどう確立していけばよいかを、なにより考えている。
 1日1時間の清掃をすることで社外に渡っても環境整備を行い地域に貢献してきた。そして貢献活動にとどまらず社員からあがった案を取り入れて始まった地域活動はすでに280にも及ぶ。1人1人をしっかりと見つめて何が得意なのかを考えてみる。地域の主婦が交代で料理の腕をふるっている『ワンデイ・レストラン』は、8年が経過した。独立して店を構えた主婦は3組。子連れ出勤が可能な同企業。社内に保育園が併設されて預けるわけではない。机の上や足の下に赤ん坊がいる中、みんなで仕事をするのだ。「労働の本質は喜びだと思う」と笑う野老さんに、訪れた約45名の聴講者からは「色々な企画を思いつくきっかけを教えてください!」など真剣な質問が飛んでいた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…
  2. 【写真】本須賀海岸(当写真は特別な許可を得て撮影しています)  マリンアクティビティのイメージが強い九十九里エリア。成田国…
  3.  マザー牧場(富津市)では、2~3月が羊の出産シーズン。今年は約20頭が出産。第1号は2月22日に生まれた品種「サファーク」の女の子。黒い顔…
  4.  鉄道写真愛好家の皆さんへお知らせです。今年6月6日(木)~6月11日(火)に開催予定の『小湊鐵道を撮る仲間たち展』に写真を出展いただける方…
  5.  新芽が出始めた春の里山を散策してみた。葉の色や形、大きさなど種類の多さが感じられる。葉の多様性といったところか。  そんな中で高い木の枝…
  6. 【写真】チバニアンガイドの皆さん  2020年1月、市原市田淵の地磁気逆転層を含む地層『千葉セクション』がGSSP(地質年…
  7.  前回、近い将来起こるであろう世界的な食糧問題について書きましたが、多くの学者は、私達が生き延びるには人間が何万年と育んできた古来からの農法…
  8. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  市原市姉崎小学校を拠点に活動している剣道『錬心舘市原道場』。設立は1987年と長い歴史を持ち、小中学生を中心にこれまで数多くの卒業生を育て…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る