多くの観客に祝われて花嫁まつり

 安産の神様として崇敬される、高滝神社の春の祭礼で行われる花嫁まつり。この1年間、地域で結婚した花嫁がお参りし、家内安全などを祈願する。以前は仲人ともに参詣する形だったが、現在は夫婦で参加、3歳?9歳位の子どもたちによる稚児行列も行われる。今年は4月19日(日)の午後、3組の夫婦と24組の子どもたちと保護者が、多くの観客たちに祝われながら参拝、祈願した。
 花嫁の高滝神社参りは戦前からあり、戦後に春の神事に合わせてお参りするようになって、花嫁祭りとして定着したという。特に近年は多くのカメラマンや観客が集まり、当日はとても賑やか。緑深まる古社で、花婿が朱傘をさし、色打ち掛けを着た花嫁とともにゆっくりと参道の階段を上がってくると、参道の両脇から「おめでとう!」の声とともに、シャッターが次々ときられる。どの花嫁・花婿たちも笑顔で応え、神社はお祝いムード一色だった。
 そのあとから、平安風の華やかな着物で家族とともに階段を上がってくるのが稚児の子どもたち。神社の氏子である南総・加茂地区出身の家族が参加するそうだ。子どもたちの可愛い姿も、カメラマンたちは熱心に撮影。花嫁・花婿、稚児の子どもたちと家族はそのまま拝殿へ上がり、静かに祈願が行われ、祭りは終了となる。
 この花嫁祭りで野点を行っている五井の茶道会の方は「もう15年、野点で協力させていただいています。花嫁まつりに参加したご夫婦が、数年経ってお子さんと稚児行列に来ていたりすると、こちらも嬉しくなりますね」と言う。「皆さんに祝われているようでとても嬉しい」と花嫁の家族。稚児行列に参加した親御さんたちも「とてもいい記念。思い出になります」と話した。(米澤)

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