自然に囲まれた窯で、土とあそぼう

 毎週日曜日朝9時から正午まで、市原市立平三小学校内にある陶芸窯では陶芸サークル『平山窯』のメンバーが、作品づくりを満喫している。サークル代表の宮田靖(みやたやすし)さんは、「現在のメンバーは8人で、地元の人だけでなく五井方面からの参加者もいます。みなさん、湯飲みや茶碗だけにとどまらず、大きな傘立てや鉢植えを作ったりもするんです」と楽しそうに話す。
 2回目の参加だという女性は、「ずっと興味があったんです。まだ手探りで面白いまではいかないけれど、ゆくゆくは飼っているウサギの餌用のお皿を作りたいです」と意気込んだ。同サークルは今年で10周年を迎え、これまで平三小学校の児童や地域の人々の作品づくりのお手伝いを行ってきた。「来年3月で小学校は閉校になります。これを機に、もっと触れ合う人々の輪を広げられたら」と話すのは、古滝正治さん。
 メンバーには、ノートに作品の設計図を描く人もいて、「濃淡が出るように線を入れて工夫するなど考えることが楽しいんです。失敗しないと上手にはならないですよ」と熱く語った。同サークルは7月18日(土)から26日(日)まで、つるまい美術館にて展示会(11時から17時まで。月曜休館)を行う予定。毎週日曜日には老若男女問わず陶芸体験が可能。

問合せ 宮田さん
TEL 090-3579-2356

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る