掴んだアユを塩焼きに!暑さも吹き飛ぶ、爽快感

 7月から8月の土日、全5回に渡っていちはらクオードの森(旧、市原市市民の森)で開催されたイベント『アユの掴みどり』と『ソーメン流し』。今年は第8回目の開催で、連日の猛暑の影響で併設するキャンプ地にキャンセルさえ出る中、多くの参加者が来場した。
「大体毎回、アユの掴みどりもソーメン流しも250名近くの人が参加してくれました。掴んだアユを塩焼きしている間に、ソーメン流しを楽しめます。子どもたちは、魚に触れたことがないと最初は腰が引けていますけど、慣れるとはしゃいでいますね」と話すのは、クオードの森を管理する安由美会(あゆみかい)の長谷川権輔さん。
 ひんやりと冷たい川水に入ると、子ども達の足の間を、目にもとまらぬ速さですり抜けるアユ。1回15分という制限時間の中で少し弱った時が捕まえるチャンス。尻尾の方からではなく、向かってきたのを頭から掴むのがコツ。「隅っこの方に逃げるから、網でつついてごらん」、「すっと動かさないと逃げられちゃうよ」などのアドバイスが飛ぶ中、子ども達も大奮闘。「そっち、そっち!」とお互いに指をさしながらアユを追う。1人で5匹捕まえた少女は、「まだ、あと1匹!」と粘り強い。3歳ほどになれば、親の手伝いがあれば捕まえることは可能。「自分で取れなかったのが悔しい」と涙をこぼす少女もいたが、それもまた貴重な思い出だろう。
 アユを串に刺すのは20から30センチほどの大きさが必要だが、今年も上々。「自分で釣った魚を食べるなんて、いつも食べる魚より美味しい気がする」と満足気な表情を浮かべる参加者達。強めの塩味が、引き締まった身のアユの旨みをうまく生かし、食欲を増進させる。小さい子どもでもあっという間に平らげてしまう。
 流しソーメンをする家族連れは、「竹が長いので面白いです」と言いながら、流れてくるソーメンに箸を寄せる。また、スタッフが早朝から揚げた天ぷらも食べることができ、お腹もいっぱい!「ソーメン流しの竹はスタッフが割って作ったものですし、アユの塩焼きに刺す串も、1本ずつ削ったんです。準備は大変ですが、みなさん喜んで帰ってくれるので嬉しいです」と長谷川さん。
 5回という数日の開催だが、一番大変なのは人手を確保すること。常に2カ所に人員を補充するのは、暑さの中、体力勝負でもある。それでも毎年大人気の同イベント。今年のソーメン流しでは天ぷらの他にも一工夫。流す時に缶詰のフルーツを入れてみたら、さらに盛り上がったとか。「パインや桃やミカン。キャンプの団体でいらしていた方々に提供したのですが、同じことをやっていても上手くはいきません。来年も違った工夫を考えながら、続けていけたらと思います」と気合いは万全。来年の開催もお楽しみに!

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